形にこだわったグラスに変えるだけで、ビールの味わいがぐっとおいしくなるビールグラス。今回は、ビール通必見のおしゃれで大人気のビールグラスをご紹介します。ペアグラスとしてプレゼントにもおすすめですよ!15種類、厳選してご紹介します。
松沢直樹(まつざわ なおき)
素敵なビールグラスでおいしさUP

仕事後の一杯、ゆったりしたい時など、ビール好きにとってビールが一番幸せという方も多いのではないでしょうか。お食事にもよく合いますし、冠婚葬祭の席でも欠かせないお酒のひとつになっていますよね。
ビールは温度管理や注ぎ方次第で、味が変わるほどデリケートなお酒。本格的なものを楽しみたい時は、お店でプロの方にサーバーしてもらいたい、……そう考える方もいらっしゃいますよね。
でも、ご家庭でプロの方のようにビール管理をするのは難しいです。そこでグラスをかえるだけで、ビールの味が驚くほど変わるおすすめのビールグラスをご紹介します。
ビールグラスは、素材・製法だけを見ても実に様々。人気のビールグラスをはじめ、プレゼントに最適なグラスを厳選しました。
ビールグラスを選ぶコツ

ビールグラスを選ぶコツは、「ビールをどのように楽しみたいか」をはっきりさせること。ビールの風味は、冷たさと泡立ちで感じ方が変わってしまいます。逆にいえば、ビールグラスの素材や、厚さの違いで味が変わってしまうのです。
つまり、自分がどんな風味のビールを楽しみたいか確認してから、ぴったりのグラスを選べばいいのです。
甘さを感じたい人は厚みのあるグラスを
冷たい状態だと感じにくいですが、ビールは本来、麦芽独特の甘さを含んでいます。豊かな麦芽の甘味を感じる飲み方を楽しみたいなら、厚みのあるグラスが最適。舌に触れるビールが温まり、冷たさを感じにくくする性質があるため、麦芽独特の自然な甘みを楽しめます。
キレやコクを楽しみたい人は薄いグラスを
先ほどとは逆に、ビールの冷たさが唇に伝わりやすい薄いグラスは、アルコールのキレや、麦本来のコクが楽しめます。また、ビール独特の清涼感も楽しめるというメリットもあります。
金属製は冷たさが持続し、陶器製は泡もちが持続
また、銅などの金属製グラスは熱伝導率の関係から、飲み物を冷たいまま楽しめるというメリットが。したがって、アルコールのキレや、麦芽独特のコクを感じやすくなります。また、陶器製のグラスは、泡立ちやすい温度をキープしてくれるので、口当たりの滑らかさを楽しめる特徴があります。
おすすめしたいビールグラス15選
ビールはグラスで風味が変わります。先ほどお伝えしたことを思い出して、どんな風味のビールを楽しみたいのか考えてみれば、自分に合ったグラスが選べるというわけですね。
「キレ」「コク」「甘味」「泡立ち」それぞれの楽しみ方にぴったりなグラスを厳選してみました。ご自分で楽しまれるのはもちろん、プレゼントを選ぶ時にも参考にしてくださいね。
1.東洋佐々木ガラス製 泡立ちビヤーグラス

ビアグラスとしては、スタンダードなひと品。独特の形状から冷えたビールでも適度に泡立ちやすく、ひと口目ののどごしとクリーミーな泡を楽しめるのが特徴です。トールタイプのグラスは、きちんと洗浄しないとビールの味が落ちてしまうデメリットがありますが、食洗機でも洗える優れもの。耐久性の面でも優れたひと品です。
2.リーデル製 オヴァチュア ビアー

ワイングラスに似た形をした、オヴァチュア社製のビールグラス。それもそのはず、ワイングラスで有名なメーカーです。ビールのコクと麦芽が持つ、自然な甘みを感じたい時に適したひと品。
ガラス製なので、徐々に温まってしまいますが、厚みがあるグラスなので温まるまでの時間がかかる特徴があります。ひと口目はアルコールのキレを強く感じ、ふた口目からは麦芽が持つ自然な甘みとコクが感じられますよ。