家で作るのは面倒そうな焼き鳥ですが、炭火などの設備がなくても、実は意外と簡単にフライパンなどを使って作れるんです。そこで今回は、定番の「もも」や「つくね」などをはじめ、自宅で作れる人気レシピをご紹介。さあ、わが家を焼き鳥屋さんにしますよ!
shucyan
焼き鳥を自宅で作ってみない?
「焼き鳥」は庶民的なメニューでありながら、あの世界的な有名シェフであるロブション氏も絶賛する和食を代表するソウルフードのひとつです。炭火など専門設備がないとむずかしそうに思われがちですが、実はフライパンやトースターなど家庭にある調理器具で作れます。
今回は基本の作り方から、人気のアイデアレシピをご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
焼き鳥の基本的な作り方
それでは、焼き鳥の基本的な作り方をご紹介します。
お肉は、カットした鶏肉をそのまま使う方法と、お酒やニンニクで下処理をする方法に分かれます。柔らかな食感やスパイスを利かせたい場合は、後者でおこないましょう。
タレは焦げやすいので、ある程度火が通ったあとに絡ませます。塩は脂とともに落ちやすいので、しっかり目に振ってくださいね。
材料
・鶏もも肉 1枚(約300g)
・日本酒 300ml
・ねぎ 1/2本
・獅子とうがらし 1パック
・塩 大さじ1
・コショウ 大さじ1
お肉の下準備
お肉に取り掛かる前に、最初に竹串を水に浸けて焦げにくくします。
鶏もも肉は食べやすい大きさにカットし、多めのお酒を絡めて置いておくのが私のオリジナルレシピです。お酒となじむまで1時間ほどおけば、鶏肉は驚くほどやわらかくなりますよ。心の中で念じましょう「おいしくなあれ!」と。
お酒を切って串に刺します。
ポイントは2つ。ひとつは、具材の間を空けずに詰めて刺すこと。隙間があると串が焦げやすく、そこからポキリと折れてしまうことがあります。もうひとつは焼きムラを防ぐため、皮の位置をそろえて刺すことです。裏表の厚みに偏りがないように気を付けましょう。
続いて、使う道具別の焼き方を説明していきます。
焼き方は道具によって異なる!
フライパンで焼く場合
テフロン加工なら、油は引かなくても構いません。そうでない場合は薄く引きましょう。串が燃えないよう、強火にしすぎないようにしてくださいね。
具材が重ならいように平らに並べます。フタをして蒸し焼きにすると、熱の通りがよくなりますよ。余分な油は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。
ホットプレートで焼く場合
ホットプレートは油を引かずに焼けます。食べるスピードに合わせて焼けるのと、保温できることがホットプレートのメリットです。直火ではないので、串が焦げる心配もありません。
ただし、油の飛び跳ねにご注意!フタを用意してください。締めに焼きうどんや焼きそばをいただくのも結構ですね。
グリルで焼く場合
グリルは直火ですので、串が焼けないように水に浸けた上でさらにアルミホイルで巻いてから焼くとよいですよ。上火だけのタイプは、途中で裏返しましょう。
焦げやすいので、様子を見ながら、火加減にくれぐれも注意してくださいね。熱が通りやすいように、串の間隔を離して置くのがポイントです。
トースターで焼く場合
焼き網に直にお肉を置くと、焼けていくうちにお肉から脂が出て、ヒーターに落ちてしまい大変危険です。必ずアルミホイルを敷いて、また串にもアルミホイルをかぶせるように、大きめに敷いて折り返して包みましょう。
アルミホイルは、一度クシャクシャと握ってから広げるとシワシワになり、くっつきにくくなりますよ。