シンプルな卵焼きもおいしいですが、旬の時期にぜひ取り入れたい「ニラ」を加えた卵焼きをご紹介します。ニラ独特の風味が加わり、食欲をそそります。ごま油のコク、そして少し甘じょっぱくした味付けがニラによく合いますよ。ふっくらきれいに巻くコツも♪
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ニラ入り卵焼きの基本の作り方
卵焼きはシンプルに具なしもおいしいですよね。逆に具入りのレシピも巷にあふれかえっています。今回は食欲をそそる風味が魅力の「ニラ」をプラスした卵焼きです。黄色と緑色のコントラストがきれい!しっかり味だからお弁当のおかずにもぴったりですよ。
冷めてもぺちゃんこにならない、ふっくら、しっとりとした卵焼きの作り方を丁寧にご紹介します。ぜひお試しください。
材料(3人分)
・卵……3個
・にら……30g
・しょうゆ……小さじ2杯
・砂糖……小さじ1杯
・牛乳……小さじ1杯
・水……小さじ1杯
・ごま油……適量
作り方
ボウルに卵を割りいれます。白身をお箸で切るようにして全体を易しく混ぜ合わせます。この時、シャカシャカと泡立つほどに混ぜすぎないように注意してください。混ぜすぎると卵のコシがなくなり、固まりが弱くふわっとした食感に仕上がりません。
卵液に味付けをします。調味料のしょうゆ、砂糖、牛乳、水を加えて全体をゆっくり混ぜましょう。
※色合い重視する場合は、濃口しょうゆではなく、薄口しょうゆに変えてもよいですね。
きめの細かい、ふわふわの卵焼きを作るために2~3回卵液をこしましょう。こしてみると白身がきちんと切れていないことがよく分かります。3回目になると卵液がザルにたまることなく、すっと落ちていきます。
ニラは根の部分をカットして、5mm幅に切ります。あまり細かくカットしてしまうとニラ独特の汁が出て、見栄えが汚くなるので注意してください。卵液にすべて加えましょう。
卵焼き器をよくあたためます。しっかりあたたまったらごま油を入れて全体に行き渡らせます。側面もきちんと油でコーティングしましょう。余分な油はキッチンペーパーでふき取ります。
※卵液を加える前に卵焼き器をしっかりあたためるのがコツです。熱されることで、油膜ができて卵液がくっつかずきれいな仕上がりになります。
卵液の1/3の分量を卵焼き器に流し込み中火~強火でさっと焼きます。プクプクと気泡が現れますので、その都度菜箸で軽くつぶしてやると仕上がりに空洞のないきれいな卵焼きになります。
底が焼けて、表面がまだ半熟くらいの状態で巻き始めます。菜箸で奥から1/4の長さに折り曲げましょう。そのまま箸を底に入れて持ち上げ、くるくるっと空洞ができないように巻いていきます。
※表面が半熟の状態から巻くと、生地同士がきちんと密着し崩れません。卵液は余熱ですぐに固まります。
1回目、巻き終わったら菜箸ですっと奥の端に移動させましょう。
残りの卵液の半量をざっと流し込みます。端に移動した卵焼きを箸でそっと持ち上げ、底にも卵液が入るように調節します。中火で焼き、1回目と同じように気泡は箸でつぶし、表面が半熟の状態で手前に向かって箸で巻き始めます。巻けたら、奥に移動させましょう。
1、2回目と同じように、残りの卵液を入れて巻きます。
最後、巻き終わりを卵焼き器側面につけてしっかり焼き付けると崩れにくくなりますよ。
まきすの上に、固く絞った濡れふきんか、湿らせたキッチンペーパーをひき卵焼きを置きます。優しく包むように巻きましょう。
網の上などにおいておくと、底が蒸れることもありません。粗熱が取れるまで置いておきます。この間に余熱で半熟だった卵が固まり、しっかりと形が整います。
お好みのサイズに切り分けて完成です。味がしっかりついているので、このままで十分おいしくいただけます。その他、大根おろしやポン酢、ラー油を少し垂らしてもマッチしますよ。