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ズボラでもOK♡「家計簿いらずの貯まる仕組み」の作り方

節約・マネー

「使う口座」「貯める口座」「臨時支出口座」の3つに分ける

「さらに大事なことは、“貯めるお金”を『貯める専用口座』と『臨時支出用口座』に分けること。旅行や友達の結婚式、家電の買い替えなど、毎月の決まった支出とは別に、臨時でお金が出ていくことがありますよね。そういう出費があると、途端に赤字になって、せっかく作った定期預金を解約することになりかねません。そうならないように、臨時支出用の口座をつくり、『貯める口座』とは別に、毎月、決まった金額を貯めていきます。臨時の支出はこの口座から出して、その代わり、『貯める口座』には手をつけないこと。右肩上がりで貯金が増えていく楽しさを実感しましょう」

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「『臨時支出用口座』は、手取り月収の5~10%を貯めていくのが目安。ヒトミさんの場合は、まずは約5%の1万円から貯めましょう。ヒトミさんの場合、使途不明金が2万円あるので、ここを先取り貯金にまわして、『貯める専用口座』と『臨時支出用口座』に1万円ずつ入金してみては、どうでしょうか? ムリのない金額から始め、徐々に増やしていきましょう」(花輪先生)

STEP2:「生活費」と「お楽しみ費」を分ける

まずは「生活費」がいくら必要か知る

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「家賃、水道光熱費、食費、日用品費など生活するうえで必要なお金と、教養・趣味・娯楽・ファッション・美容など、必ずしも必要ではないけれど、自分のお楽しみのために使うお金を分けて、それぞれの金額を把握することが大事。ヒトミさんは、飲み会代を食費に入れていますが、交際費にしてお楽しみ費としてカウントしましょう」(花輪先生)

ヒトミさんのお楽しみ費の現状

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「シングルの場合、月収のうちどれくらいをお楽しみ費に充てられるかは、実家暮らしかひとり暮らしかでも異なりますが、手取り月収の15~20%を目安にしてください。ヒトミさんのお楽しみ費は現状約34%で、目安をオーバーしています。月収が少ない人ほど、お楽しみ費が占める割合が大きいと家計が苦しくなり、貯金もできません。実は、貯金を増やす決め手は、お楽しみ費をいかにして抑えるかにかかっているのです」(花輪先生)

STEP3:お楽しみ費を見直す

お楽しみに優先順位をつける

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「『お楽しみ費を抑えるほど貯金できる』といっても、あれもこれもあきらめては、毎日の生活がつまらなくなってしまいますよね。まずは、優先順位をつけて、『続けるお楽しみ』と『一時的にやめるお楽しみ』に分けて、目安の予算内に収めるようにしましょう。ヒトミさんの場合、お楽しみ費を月収の15%に収めると2万8500円。この金額内でやりくりする工夫が大切です」(花輪先生)

「お楽しみ費」を賢く節約する

「予算内で趣味やおしゃれを楽しむには、安く済ませる&お得なサービスを利用することがポイントです」と花輪先生。家計簿内で気になる費目ごとに具体的なアドバイスをもらいました。

●ピラティス 月会費1万円

「webサイトやフリーペーパーが提供しているクーポンを利用しましょう。割引料金で利用できます。またピラティスは割高なので、ヨガで代用することを検討してもいいかも。自宅や会社がある市区町村が運営しているスポーツ施設で実施しているヨガ教室なら、格安で利用することができますよ」

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●まつ毛エクステ 1回5000円

「月1回まつ毛エクステに行くと、5000円が毎月の決まった出費=固定費になります。おしゃれも大事ですが、このまま続けるか、未来の自分のために毎月5000円貯金するかを再考してもいいかもしれません。優先したいなら、初回割引きクーポンなどを賢く利用してみては」

●フットサル 参加費2000円×3回=6000円、ライブチケット代1回=5000円

「お楽しみ費を手取り月収の15%内に収めると、ヒトミさんの場合は2万8500円。他のお楽しみと合わせてこの予算内に収まるように優先順位を決めて、行く回数を考えてみましょう」

●飲み会代 1回3000円×10回=3万円

「『一休.com』や『OZmall』などのお得なサイトを経由して、クーポンやサービス付きプランを利用するのも手。彼氏と飲むときは、毎回お店に行くのではなく、“家飲み”の日を作っても◎」

花輪先生からの愛の金言

「結婚すれば、すべて解決」ではありませんよ

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「ヒトミさんは30歳までに結婚することを希望しているようですが、結婚しても、お金の使い方を見直さない限り、貯金できるようにはなりません。趣味のフットサルや音楽ライブ、おしゃれのためのまつ毛エクステや洋服など、1回の出費は数千円でも、あれもこれもでは、“チリも積もれば”で大きな出費になってしまいます。予算を決めて、予算内で楽しむ工夫をしましょう。厳選することで、1回のお楽しみの満足度も上がります。今から先取りで貯金を確保して、残ったお金でやりくりする習慣を身につけておけば、結婚して収入がダブルになったとき、貯蓄スピードが加速するはずです。ヒトミさんは、家賃が高くても、ボーナスがなくても、これまでやってこられたのですから、お金の使い方を少し見直すだけで、“貯まる女子”に変身する可能性は十分ありますよ」

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