ふわりと香るバターとほんのり甘いバターロールを焼いてみませんか?手作りしたバターロールは驚くほどおいしくて、焼き上がりのパンの香りをかぐと幸せな気持ちに満たされますよ。今回は基本のバターロールレシピとアレンジレシピ3選をご紹介します。
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手ごねで作る!バターロールの基本レシピ
今回ご紹介するバターロールのレシピは、手ごねでつくる水分量とバターの量を少し多めにしたリッチな生地です。薄力粉を配合することで、パン生地のキメが細かくふんわり軽い食感に仕上がります。そのまま食べても十分においしいバターロールをさっそく作ってみましょう。
材料(手のひらサイズ12個)
[生地の材料]
・強力粉……200g
・薄力粉……50g
・ドライイースト……3g
・砂糖……20g
・塩……4g
・全卵……1個(55g前後)
・スキムミルク……6g
・ぬるま湯……110~120g(全卵の重さと合わせて170gになるように調整)
・バター……40g
[ドリュール(表面のつやだし)]
・全卵……適量
作り方
ボウルに強力粉、薄力粉、砂糖、塩、スキムミルクを入れてホイッパーなどでぐるぐる混ぜる。すべての粉がまんべんなく混ざるようにします。
全卵1個と水をしっかり混ぜます。
粉類が入ったボウルの中央にくぼみをつくり、くぼみにドライイーストを入れます。
ドライイーストにかけるように卵と水を混ぜ合わせておいたものを注ぎ、水分とドライイーストをなじませるように手で混ぜる。
粉類全体に水分がいきわたるように手で混ぜていきます。水分量が多いため、手にくっつきますが気にしなくて大丈夫です。手にくっついて混ぜにくいのが嫌な場合は、水分量を10gほど減らしてもOK。
作業台やパン用マットを敷いた台などに生地を移します。手のひら全体を使って生地を作業台にこすりつけるように縦に伸ばしながらこねていきます。生地が作業台や手にくっつくのでカードやドレッジ、ヘラなどで台に残った生地をすくいながらおこなうといいですよ。
生地がある程度なめらかになってきたら、ドレッジやヘラを活用しながら両手で生地を台に叩きつけてこねていきます。叩きつけた生地はまるめなおして、角度を変えてまた台に叩きつける、という作業を繰り返します。
生地のべたつきが弱くなってきたら片手で生地を叩きつけてリズムよくこねていきましょう。生地が手につかなくなってくるまでこねます。
生地が手につきにくくなってきたら、バターを加えてさらにこねていきます。はじめは手や台がバターの脂でべたつきますが、こねていくうちにべたつきがなくなります。なめらかになるまでバターを加える前と同じように、生地を台に叩きつけながらこねていきましょう。
しっかりこねると、生地をやさしく伸ばしたときに指が透けて見えるくらいなめらかになります。写真のような状態になったらこね完了のサインです。生地を伸ばしたときにすぐちぎれる場合はこね不足です。もう少しこねてみましょう。
生地をしっかりこねたら、なめらかな表面を上にしてボウルに入れます。ラップをして乾燥を防いでからオーブンなどの発酵機能を活用でして、40℃で40分ほど1次発酵させます。発酵機能がない場合は、温かい場所で生地が2~2.5倍に膨らむまで1時間以上置いておきましょう。
生地が約2倍に膨らんだら、中指に小麦粉をはたいて生地の真ん中に穴をあけます。穴があいたままになれば発酵完了のサインです。穴がすぐにふさがるようであれば発酵不足。もう少し発酵時間を追加しましょう。