国民病とも言える「肩こり」…その原因は、長時間同じ姿勢でいることや冷え、ホルモンの影響、ストレス、運動不足などさまざま。改善する方法は、肩や首回りの筋肉を積極的に動かすこと。理学療法士でヨガインストラクターの堀川ゆきさんに、タオルを取り入れた3分エクササイズを8種類ご紹介いただきます。
①座ってCAT&COW(体幹の屈曲・伸展)
身体の大黒柱となる背骨をまず積極的に動かしましょう。ヨガでおなじみのCAT&COWを、イスに座って行います。
吐いて背中を丸めます。骨盤は後傾位で、おしりの穴を前に向けるような感じです。両腕は水平で正面にパンチするように伸ばします。
吸って背中を反らせます。骨盤は前傾位で、お尻の穴は後ろに向けるような感じです。両腕は天井に伸ばします。
これを5セット行います。
Photo by Yuki Horikawa
②ねじり運動(体幹の回旋)
タオルの中間が後頭部に触れる位置で姿勢を正し、息を吸ったら吐いて右にねじる、左にねじる、を繰り返します。
これを5セット行います。
Photo by Yuki Horikawa
③左右に倒す運動(体幹の側屈)
両腕を頭上に伸ばし、息を吸ったら吐いて右に倒す、左に倒す、を繰り返します。
これを5セット行います。
Photo by Yuki Horikawa
④肩甲骨の前後運動(肩甲骨の内転・外転)
吐いてタオルを胸の前方にパンチするように伸ばし、この時に肩甲骨同士が離れます。そこから今度は吸ってタオルを胸に引き寄せて、肩甲骨同士をギュッと寄せます。
これを5セット行います。
Photo by Yuki Horikawa
⑤肩甲骨の上下運動(肩甲骨の上方回旋・下方回旋)
両腕を頭上に伸ばし、息を吸ったら吐いて肩の真後ろにタオルを下げます。両肘はしっかり寄せて、タオルはできるだけ肩に触れないようにします。肩甲骨同士をギュッと寄せます。
これを5セット行います。
Photo by Yuki Horikawa
⑥胸を開く運動(肩関節の伸展)
タオルを半分に折りたたんで短く持ち、お尻からできるだけタオルを遠ざけるように、後方にできるだけ高く両腕を伸ばします。
これを5セット行います。
Photo by Yuki Horikawa