医療脱毛で処理することの意味
最後に、エステ脱毛との違いとして「医療脱毛でしか実現できないこと」について教えていただきました。
「『医療脱毛』は、医師または医師の監督・指示のもと看護師が行なう脱毛です。多くは厚生労働省より認可を受けた医療用レーザー脱毛機を使用しており、効果が確実な脱毛方法です。毛を生やすもととなる組織を破壊する行為は医療行為にあたるため、医療機関でのみ脱毛が可能です。
当院は「医療機関」になり、【医療レーザー脱毛機での照射(医療脱毛)】を提供しています。医療レーザー脱毛(医療脱毛)は毛のメラニン(黒い色素)に反応し、毛を生やすもととなる組織を破壊することで脱毛の効果が得られます。
脱毛は耐えられない痛みではないので麻酔を使わない方が大半ですが、特に痛みを感じる部位(VIなど、毛の密度や太さがある部位)への照射時、より痛みを軽減して脱毛したい方や、痛みに弱いという方のために、当院では2タイプの麻酔を有料にてご用意しています」(大地医師)
取材したクリニックでは、以下の麻酔を使った施術も可能だそう。
笑気ガス麻酔
笑気ガスを鼻から吸引する麻酔で、歯科治療でも使用されています。開始後すぐに効果があらわれ、吸入を中止すると速やかに体外へ排出されます。心身をリラックスさせ、照射時の痛みを軽減する効果があります。
麻酔クリーム
施術部位にクリームを塗布してラップで密封したあと、30分〜1時間待ったら取り除いてレーザーを照射します。塗布した部分の感覚が鈍くなり、照射時の痛みを軽減する効果があります。
「使用が適している状態かどうか医師の判断のもと麻酔を行ないます。またトラブルが発生した場合でも、医師が常駐しているため安心です」(大地医師)
ひと昔前に比べると一般的になったアンダーヘア脱毛。医療機関での施術であれば、痛みや不安なども和らぎ、安心して施術を受けることができそうです。毛があることによる不快感を抱えている方は、この機会にぜひ医療機関でのVIO脱毛にトライしてみては?
教えてくれたのは…リゼクリニック 大地まさ代医師
リゼクリニック 大地まさ代医師
近畿大学医学部を卒業したのち、1988年近畿大学病院呼吸器・アレルギー内科に勤務。2015年よりリゼクリニック新宿院 院長。