前殿で台湾おみくじを引いたあとは、本殿でいよいよ参拝体験です。天門、前殿、本殿と少しずつ神様に近づいていくと、なんだか気持ちが引き締まりますね。
今回は、線香6本と神紙を捧げる本格参拝(1000円)を体験!常駐するスタッフさんが、親切に参拝方法を説明してくれます。まずは、神紙を本殿の三神に捧げ、6本の線香を受けとりましょう。
線香6本を持って外にある天公炉の前で天の恵みに感謝し、合掌・一礼。その後、線香を3本だけ天公炉に上げます。
残り3本の線香を持ったまま、三神の前にひざまずき、お礼や願いごとをしましょう。道教ではより詳細にお願いごとを伝えることが大事とされています。例えば、仕事運アップを願うなら、自分はどんな仕事をしていて、どんな風によりよくなりたいのか?こと細かに神様に伝えてみましょう。
お願いごとが終わったら、残り3本の線香をすべて本殿内の香炉に上げましょう。
香炉に線香を上げたら再び三神の前にひざまずき、合掌します。頭をさげなら、女性は手の甲を台につけ、男性は手のひらを台につけ、また頭を上げて合掌、を12回繰り返します。
礼が終わったら、三神に捧げていた神紙を持って本殿外の寿金亭へ。祈願成就を願い神紙に火をつけて炉に投げ入れます。置いてあるライターで火をつけますが、十分に気をつけましょう。
180通りもある聖天宮守りを選ぶ
本殿での参拝が終わったら、参拝記念に聖天宮守り(1000円)はいかがでしょう?聖天宮守りは、表面と裏面の色や絵柄をご利益ごとに選ぶため、180通りものバリエーションがあるのだとか。小さな八角形の御守は、ジャガード織りでひとつひとつ丁寧に作られています。
例えば、表面は龍(男性)か鳳凰(女性)の絵柄を選びます。次に九星占いなどでおなじみの生まれ年と相性のいい色を選びます。写真の場合は、女性なので絵柄は鳳凰、生まれ年が七赤金星なので相性のいい色は赤となります。裏面は、縁結び、商売繁盛、合格祈願などご利益の絵柄を選びましょう。
聖天宮守りをいただいたら、御守を持って、本殿内の香炉の線香の煙に3回くぐらせます。そして、再訪する際にはまた線香の煙に3回くぐらせるとご利益が増すそうですよ。
聖天宮守りのほか、干支御守(500円)もありました。日本と同様に自分の干支にちなむものを持ち歩くと縁起がよく、生まれた子どものために干支御守をいただく人もいるようです。
フォトジェニックなみどころ満載
聖天宮は宮大工による建築美も必見です。カメラやスマホ片手に絵になるスポットを撮りだしたら、あっという間に時間が過ぎていきます。ここでは道教の真髄を体感できるみどころをご紹介します。