⑦清水研「もしも一年後、この世にいないとしたら。」
この本との出会いは、電車に貼ってある書籍広告だった気がします。その時の私は疲れていたのでしょうか...笑。とにかくビビッときて、読んでみたらとても素敵な本でした。著書の清水研さんは、国立がん研究センターでがん患者さん3500人以上の方の話を聞いてきた精神科医。人生の終わりを考えるなんて不吉と思うかもしれませんが、そうではなく、人生の締切を意識するからこそ明日が変わるという前向きな本です。
知らないなんてもったいない!カラダの本
⑧山口明美・若林杏樹「なんとなくずっと不調なんですが膣ケアで健康になれるって本当ですか?」
日本の膣ケア第一人者による初めての膣ケア本。生理痛やPMS、ぽっこりお腹、冷え性...それ膣ケアで改善するかも!それくらい、女性の体にとって大切な話が詰まっています。漫画テイストの本なので読みやすく、膣トレ方法や膣の洗い方などもわかりやすい。全ての女性に捧げる健康と美容のためのバイブルです。
新しい価値観に出会えるかも?タレント書籍
⑨夏木マリ「好きか、嫌いか、大好きか。 で、どうする?」
人生に迷いがなくなる「決断のメソッド」を綴った一冊。夏木マリさんのようなさっぱりとした強い女性に憧れてこの本を手に取ったのですが、読んでみると、おやおや...夏木マリさんの印象が少し変わりました。強さとは“堅さ”ではなく、“やわらかさ”なのではと。夏木マリさんが紡ぐ、あたたかい言葉にぜひ触れていただきたいです。
⑩石田ゆり子「天然日和」
今から15年以上前、当時30代前半だった石田ゆり子さんのエッセイです。日常の様々なことに思いを巡らしご自身の言葉に置き換える、その感性がたまらなく素敵。「私は、どういうわけか冷たい飲み物が好き、特に、冷たい、苦い、コーヒーが好きなのだ」という一文が私のお気に入りなのですが、綺麗な人はホットしか飲まないと思っていた固定観念をあっさりスルーしてくれた。そんなところがお気に入りポイントです。
⑪山崎ケイ「ちょうどいい結婚のカタチ」
知人に勧められ、既婚の私にはどうかなあと思って読み始めたのですが、結婚生活に慣れきっていた(むしろ不満ぶーたれ)の私には「結婚ってこういうところがいいんだよ」と心地良く再認識させてくれた本でした。“ちょうどいい結婚生活”という話も盛り込まれているので、その章は激しく共感!犬山紙子さんや横澤夏子さんとの対談もセンセーショナルでおもしろい!
物語に引き込まれる!珠玉の小説
⑫綾辻行人「十角館の殺人」
ミステリー小説大好き!中でも衝撃展開だったのは、現代本格ミステリーの金字塔と言われる「十角館の殺人」です。舞台は孤島・角島に建つ、十角形の奇妙な館。そこで次々と殺人が行われ...。“ミステリー史上最大級の驚愕結末”と称されるている本作、本当かなあと疑ってたのですが、その結末は実にお見事!密室ミステリーが好きな方は絶対に読むべき作品です。
⑬原田マハ「翼をください」上下
1939年に世界初の世界一周を成し遂げた「ニッポン号」を題材にしたフィクション。舞台は日本、アメリカ、地上、上空、そして現代、過去...と、場所も空間も時間も様々という複雑な設定をきれいに紡いでいて、どうしてこんな物語が書けるのだろう...と驚異の念を覚えます。太平洋戦争勃発前のヒリヒリした世界情勢が、リアルな今とリンクする部分もあり、今こそ読んでほしい一冊。