保険を選ぶ基準がわかりません…!
お子さんを出産するときに、約7ヶ月入院した経験をもつアカネさん。
ご自身の健康について考えることがあったからこそ、“女性疾病特約”を加えたり外したり…と、保険のプランを見直す機会をつくっていたそうです。
「保険を見直すために、今の段階でいらないものや、必要なものがあれば教えていただきたいです。何を基準にして保険を選んでいいか分からなくて…」とアカネさん。
また、前回の家計診断で水谷先生に「個人事業主になるために医療は自己での備えを増やすことが好ましいと思います」とアドバイスをもらったことで、“備え”について改めて考え直したと言います。
「“自己での備え”というのは、やはり貯蓄とかで増やしておいた方がいいってことですかね…?」(アカネさん)
水谷先生のアドバイス
「公的な保険には、健康保険と国民健康保険があります。
会社員と個人事業主はそれぞれ加入する保険が異なります。
会社員であれば、病気や怪我で仕事を休んだときには“傷病手当金”という制度があり、賃金の60%が支給されますが、個人事業主が加入する国民健康保険にはそのような保障がありません。
そのため、万が一働けなくなった場合の医療保障を手厚くしたり、収入ダウンに備えて、当面の生活費をカバーできるだけの予備資金を常に蓄えるなど、自己責任で備えておく必要があります」(水谷先生)
お金と向き合うことからはじまります
全6回にわたる「1000万円貯金塾」は、今回でおしまいとなります。
参加してくれた3名のロカリ読者さんたちが、水谷先生の具体的なアドバイスを受けて変わっていく様子にロカリ編集部もおおいに刺激を受けました。
家族構成や収入や環境は違えど、お金と向き合うことで何をすべきかわかれば、将来に向けて積極的に行動できるようになるのはみんな一緒。
メディアやSNSなど、お金にまつわる情報があふれる今。不安にかられて翻弄されるのではなく、まずは自分の家計を把握して、これからどうしたらいいか、どうしていきたいかを冷静に考えられたらいいですよね。
今後もLOCARIマネー部では、お金にまつわる情報をお届けしていきます。みなさんの未来が少しでも明るくなれるようなお手伝いができたら嬉しいです。
マネー指導をしてくれたのは...
ファイナンシャルプランナー・水谷明日香先生
株式会社エフピーウーマン 取締役
ファイナンシャルプランナー
キャリア・デベロップメント・アドバイザー
「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。
▼LOCARIマネー部「1000万円貯蓄塾」の記事はこちら
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イラスト / いのがしら