生理前になると腹部や腰部に不快感を覚える方も少なくないでしょう。そこで今回は、骨盤まわりの筋肉をほぐすストレッチを3つご紹介。股関節の柔軟性を高める効果も期待できるのでぜひ試してみてください!
生理前にあらわれる不快な症状・PMS(月経前症候群)
イライラしたり、憂鬱・無気力になったりといった精神的な症状や、肌荒れや胸の張り、腹痛、腰痛、頭痛などといった身体的な症状など、PMSの症状・程度は人によって実にさまざまです。
また、ここ数年ではデスクワークが中心になったり家で過ごす時間が増えたり、長時間座って過ごすようになったことから、腹部や腰まわりの不調を感じる方も増えてきているのではないでしょうか。じっと座って過ごしていると骨盤内のめぐりが悪くなります。それが、生理前・生理中の腹部や腰まわりの不快感につながることがあるためです。
そこで今回は、骨盤まわりの筋肉を刺激して、ほぐしていくストレッチを3つご紹介。生理前~生理中の腹部・腰部、それに加えて股関節周辺の不快感の軽減にも期待できるでしょう。
どれも開脚した姿勢でおこなうストレッチなので、股関節の柔軟性を高めたい方にもおすすめです。
骨盤まわりの筋肉をじっくりほぐすストレッチ3つ
今回ご紹介するポーズは1ポーズにつき、90秒キープするように意識してください!
ストレッチ①
まずは、合せき(がっせき)の姿勢から、前屈をしていきます。
Photo by Saori Takagi
1)両足を前に伸ばして座ったらひざを曲げて足の裏同士を合わせる。両手で足先をつかみ、かかとを恥骨に引き寄せる。
ポイント:骨盤を立てて座ります。左右の肩甲骨を中央に寄せるようにして、胸を開いたら、肩はストンと下げておきましょう。
Photo by Saori Takagi
2)息を吐きながら両手を体の前につき、ゆっくりと前屈を深めていく~90秒キープ。
ポイント:股関節から上体を倒すようにして前屈をします。自分の体重を使って骨盤・股関節まわりに心地よい圧をかけていきましょう。ひざは床につかなくてもOK。
ストレッチ②
次は、仰向けでおこなうストレッチ。足をひし形に開きます。
Photo by Saori Takagi
1)仰向けになりひざを立てる。ひざを左右に倒して、足をひし形に開脚する~90秒キープ。
ポイント:足の裏同士はつけておきます。腰はしっかりと床に下ろしておきましょう。
Photo by Saori Takagi
2)余裕がある方は息を吐きながらお尻を床から持ち上げて、呼吸を5回ほど繰り返してもOK。
ポイント:両手は体側に下ろし体を支えます。股関節を突き出すようにしてお尻を持ち上げましょう。
ストレッチ③
最後は、うつ伏せでおこなうストレッチ。ここでも足をひし形に開脚します。