「仙骨を立てる意識で」「お尻を締めて」「骨盤底筋を意識して」などなど、ヨガレッスン中によく言われているけど意外とわかっていない"ヨガならではの言い回し"をピックアップ。人気ヨガインストラクターの芥川舞子先生に、それらのインストラクションがどういう状態を意味しているかを教えてもらいました。
ヨガジャーナル日本版編集部
1.「耳と肩を遠くにします」とは「肩を下げる」ということ
肩はすくめずに下ろし、頭は上に伸びるイメージで両者が引き合い、背骨が牽引される感覚が正解。耳と肩の間にスペースをつくって。
photo by Kenji Yamada
2.「仙骨を立てる意識」とは「坐骨の上に座って」ということ
仙骨は骨盤の中央の、お尻の割れ目の上部にある骨。お尻の割れ目が床と垂直になり、腰と背骨が伸びるのが仙骨が立った状態。
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仙骨が立っているかどうかチェックする方法
わかりにくいときは手を当てて確認を。お尻の割れ目の上部に中指を沿わせ、床に対して中指が垂直になれば、仙骨は立った状態です。
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3.「骨盤底筋を意識する」とは、尿を途中で止めるとき力が入る部分に意識をすること
骨盤底筋とは、骨盤の底辺にあるハンモック状の筋肉群。「尿を途中で止める」イメージをしたとき、力が入る部分を意識してみましょう。
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4.「お尻を締める」とは左右のお尻を中心に寄せる感覚
左右のお尻をキュッと中心に寄せ、筋肉が硬くなるのが「締まった」状態。両手をお尻に当てて行うと実感できます。
教えてくれたのは...芥川舞子先生
ヨガインストラクター。「芥川舞子ヨガスタジオ」主宰。大手ヨガスタジオのトップインストラクターとして活躍し、指導者育成にも携わる。現在はヨガ指導の他、雑誌、TVCMにも出演し、ヨガイベントの講師も務める。一児の母。