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あなたは何歳?生活習慣とストレッチでわかる体年齢と体の硬さ

「私の体って、硬いの? 柔らかいの?」体の柔軟性を知るためにも硬さチェックを行い、体年齢を判定しましょう。体年齢が高い人は、整形外科医の井上留美子先生のアドバイスを参考に、体の硬さを引き起こす生活習慣を改め適度な運動を取り入れて。

ヨガジャーナル日本版編集部

体が硬い原因を知り、生活習慣の改善を

「生活習慣と柔軟性はとても密接!」と話すのは、松浦整形外科院長・井上留美子先生。詳しくお話を伺いました。

「柔軟性を高めるには、まず体が硬くなる原因を知ることが大事。主な原因は、生活習慣が引き起こす筋肉のこわばり、ストレス、血流の滞りです。 長時間同じ姿勢でパソコンやスマホに向かい、しかも運動不足の人は、肩甲骨やハムストリング、さらに猫背だと背骨周りの筋肉が硬くなります。また、目を酷使すると、連動する首や肩の筋肉までカチコチに。ストレスと体の柔軟性の関係も深く、緊張状態が続くと血管や筋肉を収縮させるストレスホルモンが大量に分泌されます。そもそもストレスに気付かず過ごしている人も多いですが、歯ぎしりする、汗をかきにくい、便秘やストレス性の頭痛などの症状が出る人は、交感神経が優位で自律神経のバランスが乱れています。ほかにも、睡眠時間は十分でも疲れが取れない、いつも肩周りが重いと感じたら、体がリラックスできていないかも。普段から深呼吸をして副交感神経を優位にし、意識的に緊張をほぐしましょう。また、冷えやすい人や水分をあまりとらない人は、血流が滞りやすくなります。筋肉は体内温度が高い方が柔軟性を発揮するので、血流をよくし代謝を促し、循環血流量を上げてからストレッチすると体が伸びやすくなります。血流量を上げるには、運動のほか部屋の温度を上げる、38度ぐらいの湯に浸かるのもおすすめ。当てはまる項目が多かった人は、生活習慣を見直して」

井上留美子先生プロフィール

医療法人社団成東会松浦整形外科院長。手の外科、リウマチ、スポーツ医学が専門。ヨガ講師への運動指導も行う。

松浦整形外科

「生活習慣」による硬さチェック

体の硬さは生活習慣から生まれるものも多い。当てはまる項目があったら、生活を見直すきっかけにして。

□意識的に運動することが少ない

□仕事などで緊張やストレスを感じやすい

□しゃがんでから立つとき、膝の痛みが気になる

□たくさん寝ても疲れが取れていないと感じる

□寝ているときに歯ぎしりする

□夏より冬のほうが好き

□水分はあまりとらないほうだ

□膝をかかえた状態で足の爪を切るのがつらい

□仕事でパソコンを使うことが多い

□スマホを1日1時間以上使用している

□1分間に7~8セットの深い呼吸をしていない

□頻繁に便秘になる

□頭痛に悩んでいる

□朝起きたとき、手がしびれることが多い

□運動してもあまり汗をかかない

□固い床に寝ころぶと痛いところがある

□シャワーだけで済ませ湯船に毎日浸からない

□慢性的に肩凝りや腰痛がある

□冷え性、または冷えやすい環境にいることが多い

□目が疲れやすい。疲れを感じることが多い

「基本のストレッチ」でも硬さチェック

一般的なストレッチで、どの部分の筋肉が硬いのか見てみよう。ポイントを参考にチェックしてみて。

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