シェーディングの入れ方のポイント
パウダー・リキッドなどのタイプを選ぶ
肌に馴染みやすいものやふんわり色づくものなど、シェーディングにも種類があります。なりたい顔によって使い分けると理想の顔立ちにより近づくので、それぞれの特徴を把握しておくことも大切です。
タイプ①リキッド・クリーム
メイクをして時間が経過すると、化粧がヨレて残念なことに…暑くて汗をかきやすい日はメイク崩れが特に気になりますよね。リキッド・クリームタイプはそんな心配を軽減してくれるアイテムです。
滑らかなテクスチャーで伸びやすく、肌にぴたっと密着。個々の肌の性質にもよりますが、フィット感が高いので他のメイク用品の上から重ねてもヨレにくい、長時間持続しやすいというメリットがあります。また、肌に光を集める効果もあるので、ツヤ感を作ることもできます。
近年は美容成分や保湿効果を含んでいるものも多くあるので、乾燥しやすい季節にしっとりとした仕上がりを実感できるのも、リキッド・クリームタイプの良いところです。
デメリットとしては、厚塗り感が出やすいことがあげられます。重めのテクスチャーなので気付いたら濃い仕上がりに…なんてこともあるので使用量には注意が必要です。また、オイルが使用されたアイテムは毛穴に詰まりやすく、脂性肌や敏感肌の方には合わない可能性もあります。
タイプ②パウダー
ふんわりナチュラルな陰影を作れるパウダータイプは初心者さんにもおすすめのアイテムです。肌に密着しすぎない軽いつけ心地なのでコントロールしやすく、自然な仕上がりを叶えます。脂性肌や混合肌の方にも向いており、皮脂が出やすいおでこやTゾーンに使用するのも◎。
反対に乾燥肌の方は、しっかり保湿をしておかないと粉浮きを感じやすいアイテムです。リキッドなどと比べると肌になじみにくいので、立体感を作りにくいというデメリットも。それぞれ特徴を理解し、自分の肌質なども考慮しながら選ぶことが重要になります。
おさえておきたいシェーディングの入れ方のポイント
シェーディングは最初からしっかり塗ってしまうと厚塗り感が強く出てしまうので、少量ずつ肌にのせて調整しながら仕上げていくのがおすすめです。ムラが出ると修正も難しくなるので、適量を意識して使用しましょう。
また、ナチュラルに仕上げるには肌との境界を目立たないようにすることが大切。ブラシやスポンジでなじませながらブレンディングをして仕上げましょう。不自然感を解消できます。
部屋の中では上手く陰影が付いているように見えていたのに、外に出て見たら作ってる感が凄い…そのような失敗を減らすために、部屋の中でも自然光を顔に当て、どの角度から日が当たるか確認しながらシェーディングを行うことが大事です。
一緒に使うハイライトとのバランスにも注意!シェーディングをしっかり入れて顔が暗く見えることもありがちなので、ハイライトで上手くバランスを取って自然な立体感を意識しましょう。
メイクの最後に仕上げのパウダーをのせるのも、メイクの持ちを良くするためにおさえておきたい工程です。メイク崩れも防ぎやすいので、メイクを固定するように軽く重ねて仕上げましょう。
【顔かたち別】目指せ憧れ顔!シェーディング方法
面長さん向け/シェーディングの入れ方
年齢よりも上に見られがちな面長さんは、縦の長さを抑えるようにカバーしていくとバランスの取れた顔立ちになります。縦の長さを短く見せるには、おでことあご先へのシェーディングの入れ方が大事。広く見えがちなおでこは、髪の生え際に沿って入れ、横方向にブレンディングしてなじませましょう。
あご先もシャープな形を緩和するように少し入れると面長が目立ちにくくなります。注意する点としては、鼻への入れ方があげられます。面長さんが鼻筋をシェーディングで強調すると顔の縦長さも強調されがちなので、控えめに入れるように意識しましょう。
ハイライトを入れるときはフェイスラインを避けるようにするのがポイント。輪郭に入れると顔が縦長に伸びた印象を与えやすいので注意が必要です。
面長感を緩和させるために顔の横の広がりを強調するのも重要です。そのためチークは斜めに入れるのではなく、横方向に広げてバランスよく仕上げましょう。