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[おとなのソロ部]表参道の日本茶専門店「伍」で感覚を研ぎ澄ませ、お茶を飲むひとり時間

旅行・おでかけ

ほっとひと息ついて、お茶を飲む。そんな日々の活力となる大切なひとときを、とびきり特別なものにしてくれるお店を見つけました。それが表参道の駅近く、細い路地を入った場所にひっそりとたたずむ日本茶専門店「伍(いつ)」。 カウンター5席のみの簡素な非日常空間で、茶道をたしなんだ店主が丁寧に入れる日本茶をゆったりと味わえるお店です。

3煎目は店主手作りの季節の和菓子と一緒に

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「キウイのソーダ寒」1600円

和菓子を注文した場合は、2煎飲み終わった後、3煎目と一緒に出してもらえます。こちらの和菓子は、なんと店主の手作り。

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お茶受けの和菓子は、季節に合わせたもの。取材時には暑い日にぴったりの、シュワっとした口あたりのキウイを使ったソーダ寒天でした。冬にはサツマイモのぜんざいなどがラインアップするそうです。

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口に入れるとソーダのシュワっとした食感が感じられます。キウイの果肉の粒感も残って、さっぱりと食べられます。お茶との相性も抜群です。

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3煎目のお茶は、1煎目、2煎目とはまた違った味わいです。1煎目は少し甘みのある味、2煎目は甘みにほんのり渋みがプラスされた味、3煎目はより深みのある味。「伍」では、入れるごとに味や香りがそれぞれに楽しめるお茶をあえてセレクトし、ひとつのお茶でも表情が変わるように抽出をしているそうです。

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こんなに研ぎ澄まされた感覚でお茶を飲むことは、そうありません。毎日のように飲むお茶でも、たまには五感を研ぎ澄ませて飲んでみることで、新鮮な体験に。奥深いお茶の世界に少しふれられた気がしました。

じっくりと日本茶と向き合う、いい学びの機会でした。普段は19時に店が閉まりますが、月4回だけ「裏伍(うらいつ)」として、夜間営業もされます。「裏伍」では、花や旬のフルーツを使ったお酒の提供もあるそう。ぜひそちらにも足を運んでみたいですね。

■伍(いつ)
住所:東京都港区南青山3-14-4 2F
TEL:なし
営業時間:12~19時
定休日:不定休

Text:松崎愛香
Photo:齊藤純平

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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