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[管理栄養士監修]加熱NGは本当?納豆の栄養成分とおすすめの食べ方

健康へのイメージが強い食材の納豆。しかし、納豆って本当に体にいいの?、一体、どんな栄養素が含まれているの?など疑問をお持ちの方も多いかもしれませんね。今回は、管理栄養士が納豆の栄養素について解説し、栄養価アップのおすすめの組み合わせレシピをご紹介します。

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納豆に含まれる栄養素とは?

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ねばねばや独特の匂いが特徴の納豆。一体どんな栄養素が含まれているのでしょうか。代表的な栄養素を解説していきたいと思います。

たんぱく質

大豆は「畑の肉」と耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。納豆も主原料は大豆のため、たんぱく質が豊富。とくに、大豆に含まれるたんぱく質は、体内で合成することのできない必須アミノ酸が多く含まれているといわれており、良質なたんぱく質といわれています。

大豆たんぱくは、コレステロールの吸収を抑える働きがあるといわれています。(※出典1,2,3)

食物繊維

食物繊維も納豆に豊富に含まれている栄養素のひとつ。食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維の2種類に分けられますが、納豆にはどちらも豊富に含まれています。

食物繊維は、便秘の予防をはじめとする整腸作用だけでなく血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など多くの生理機能が明らかになっています。(※出典1,4)

ビタミンK

納豆に豊富に含まれている栄養素のひとつであるビタミンK。ビタミンKは、出血した際の血液の凝固に関与しており、骨の形成を促進する働きをもっています。丈夫な体を維持するためにも、摂りたい栄養素といえるでしょう。

脂溶性ビタミンのひとつのため、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。(※出典1)

ビタミンB2

ビタミンB2はエネルギー代謝やアミノ酸、脂質、糖質代謝に関係する栄養素です。ダイエットや健康を意識している方はもちろんですが、体を正常に保つためにも摂取したい栄養素ですね。

ビタミンB2は、水溶性ビタミンに分類され、水に溶けやすい特徴もあります。(※出典1)

カリウム

カリウムは、ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があります。そのため、塩分の摂りすぎを調整するのに役に立つといわれています。高血圧の予防であったり、体のむくみ解消など健康・美容の両方の面で活躍が期待できる栄養素ですね。(※出典1,5)

イソフラボン

大豆が原料である納豆にも、大豆イソフラボンは含まれているといわれています。イソフラボンは、化学構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ているといわれており、女性にとっては摂り入れたい栄養素ですよね。

最近の研究では、骨粗しょう症や更年期障害の軽減の可能性も期待できるのではないかと注目されています。(※出典6)

納豆のカロリーや糖質量は?

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納豆は、「糸引き納豆」「挽きわり納豆」「五斗納豆」「寺納豆」の4種類に大分類することができます。
糸引き納豆……煮た大豆を納豆菌で発酵させ大豆の全粒を使用したもの
挽きわり納豆……糸引き納豆の一種ですが、大豆を乾燥、割砕、種皮を除いたもの
五斗納豆……糸引き納豆に米糀と食塩を加えて、発酵熟成させたもの
寺納豆……大豆から麹を造り、海水中に仕込み熟成させ、乾燥したもの
それぞれのカロリーや糖質量を比較してみましょう。(※出典1)

糸引き納豆の栄養価

エネルギー:200kcal、糖質量:5.4g(100g当たり)(※出典1)

挽きわり納豆の栄養価

エネルギー:194kcal、糖質量:4.6g(100g当たり)(※出典7)

五斗納豆の栄養価

エネルギー:227kcal、糖質量:19.1g(100g当たり)(※出典8)

寺納豆の栄養価

エネルギー:271kcal、糖質量:23.9g(100g当たり)(※出典9)

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