好きなお花を好きな器で。一輪挿しは自由が正しい
今回、小原流の考甫さんに6つのパターンを見せてもらいましたが、ご紹介した内容にとらわれる必要はありません。飾り方に不正解はないし、一輪挿しに二輪さしたってかまいません。コツはコツとして押さえつつ、ぜひ自由な発想で一輪挿しを楽しんでください。
季節感そのものである生きたお花を食卓などの身近に置く。それがどれだけ素敵なことか実感できたなら……。一輪挿しをきっかけにして、暮らしが少し豊かになった証拠ではないかと思いますよ。
教えてくれた人
考甫(こうほ)2005年にいけばな小原流に入門し、2010年にはいけばな教室「花と鋏」を開講。2012年、小原流東京支部の年間優秀者表彰を受ける。現在は小原流二級家元教授
いけばな教室「花と鋏」
「いけばなをカジュアルに学ぶ、楽しむ」をモットーとするいけばな教室。生徒は若い人が多く、初心者も多数。伝統的な“和”のいけばなから、現代の生活空間にフィットしたカジュアルなテーブルフラワーまで、気軽に楽しく幅広く学び、お稽古できる。なお、小原流の公式な教室なので、お稽古を重ねれば許状(お免状)の取得も可能。
■住所:東京都目黒区上目黒5-30-1 EAT TOKYO JAX(仮移転中)
■問い合わせ:info@hanatohasami.com
取材・文・写真:植松富志男(macaroni編集部)