揚げ油の処理どうしてますか? 1回で捨てるのはもったいないし、明日も続けて揚げ物というのもちょっと…。そんな時はオイルポットが役立ちます。今回は有名メーカーから100均まで、10製品のオイルポットを集めて徹底検証。するとオイルポットが驚きの進化を遂げていることを発見しました!
増田 乃律子/Test by LDK編集部
残った揚げ油、残すor捨てる?オイルポットなら保管ができます
揚げ物のあとの油、どうしてますか? 最近は少ない油量で揚げ物をする方法もありますが、どうしてもまとまった量の油が残ってしまいますよね。
思い切って捨てているという方や、そもそも油の処理が面倒だから家で揚げ物しないという方、「オイルポット」を導入するというのはいかがでしょうか?
油はオイルポットを使うと約1ヵ月間保存ができるといわれています(季節や保存環境により前後します)。揚げ物で大量に出た油は、日々の炒め物などに使えば節約にもなりお得です。
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うっかり傷ませるのは不安...油の保管と古い油の見極め方
油は基本的に腐らないと言われています。しかし酸化してしまえば話は別です。酸化した油を使うと食材が新鮮でも食中毒のような症状を起こすこともあります。
傷んだ油をうっかり使わないために、油の危険信号の特徴を押さえておきましょう。
▼こんな場合は要注意です!
・変な匂いがする(塗料のような匂い)
・色が濃くなっている(お醤油くらい濃くなることも!)
・食材を出しても泡が残る
・180℃程度でも煙が出る
・温度が高い状態でも粘る
このような状態が見られたら、その油は処理剤などを使って廃棄することをオススメします。
さらにちょっとしたケアで、油はさらに清潔に保つことができます。
▼油をキレイに保つひと手間
・食べ物カスをとる
・保存前にキッチンペーパーなどで濾す
これだけで「古い油の匂い」をさせずにおいしく料理が作れますよ!
[選び方]オイルポットは2種類コスト重視なら網タイプを選びたい
現在主流のオイルポットは、「網タイプ」と「カートリッジタイプ」の2種類があります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
[①網タイプ]
メリット:洗い物が少なくお手入れが簡単
デメリット:揚げカス処理など油ケアをする必要あり
[②カートリッジタイプ]
メリット:油ケアまで全部おまかせ
デメリット:カートリッジの買い替えにコストが発生する
どちらも甲乙つけがたいですが、流通している商品の数では網タイプのほうが優勢のようです。
後ほどご紹介するランキングでは両タイプ合わせて10製品が登場しますが、こちらも網タイプが多めです。
[テスト方法]使いやすさと洗いやすさをチェックしました
オイルポットを使う目的は、揚げ物後の片付けをラクにしてくれること。それにはなんといっても使いやすさと洗いやすさが重要です。使ってみないとわからない違いをしっかりテストします。
今回チェックしてくださったのは、料理のプロと主婦モニターの皆さんです。
[チェック①:使いやすさ](5点満点)
・重さ
・サイズ感
・使いにくいポイントはないか
・液ダレしにくい形か
・フタや濾し網の使いやすさ
[チェック②:洗いやすさ](5点満点)
・洗いやすい材質か
・部品は洗いやすいか
・汚れのたまりやすいゾーンはないか
以上のポイントで採点し、合計点を算出。その結果をランキングにしました。
それでは最新オイルポットランキングです!
シリコン加工で汚れスッキリ!万年のオイルポットがベストバイ
万年
M.design オイルポット mini
購入価格:802円
容量:0.8L
重量:345g
▼テスト結果
総合 :A評価
使いやすさ:★★★★☆
洗いやすさ:★★★★☆
1位は厨房機器の専門メーカー万年のオイルポットです。特徴は小ぶりなデザインと軽さで、アルミ缶程度の重さしか感じなかったと高評価でした。
さらに取っ手が大きく握り心地もGOOD。取っ手が大きいので本体に手が触れず、万が一油がまだ熱くても火傷の心配がありません。
内部がシリコン加工されているので、油落ちもよく洗いやすいという声も上がっています。他の食器と一緒にスポンジで洗えるので、お手入れも簡単。
これなら、オイルポットがベタベタに汚れっぱなしになることもありません。
0.8Lと小ぶりですので2~3人家族にオススメです。さらに本体もコンパクトなので収納場所の選択肢も広がります。