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[2021年]高音質な完全ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング12選|音のプロが徹底比較

ライフスタイル

新製品が発売され、進化を続けている完全ワイヤレスイヤホン。今回は、雑誌『家電批評』が人気製品を徹底比較。高音質な完全ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングを作成しました。クチコミではわからない選び方のポイントやBluetoothイヤホンのトレンドなど、購入前の製品選びにぜひお役立てください。

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NUARL
N10 Plus
実勢価格:1万9800円

▼テスト結果
合計 70.5点/100点

10位はNUARL「N10 Plus」。作り込みすぎで音質がいいとはいえません。音のサイズも遠く小さく、立体感もない残念な評価でした。

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Victor
HA-FX100T
実勢価格:1万6500円

▼テスト結果
合計 69.75点/100点

11位はVictor「HA-FX100T」。中低域~低域の距離感がちぐはぐでリアリティがなく、ある程度音量を入れないと鳴ってくれません。

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JBL
Club Pro+ TWS
実勢価格:1万4200円

▼テスト結果
合計 69.0点/100点

12位はJBL「Club Pro+ TWS」。全体的に奥行きがなく、JBLスピーカーのようなふくよかな空間感はほぼゼロ。明らかなドンシャリ傾向です。

プロのテストを元にしたおすすめ商品ランキングを紹介したところで、完全ワイヤレスイヤホンの選び方のポイントとトレンドを紹介します!

買い替える前に、やはり「音が切れたりしないのか」や「どのくらい便利なのか」など、メリットとデメリットが気になりますよね。ここでは完全ワイヤレスイヤホンを使うメリットとデメリットを紹介します!

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ワイヤレスイヤホンを使用するにあたっては、以下のようなメリットがあります。

・ケーブルが絡まる心配がない
・断線の心配がない
・不要なノイズがない
・スマートフォンから離れても音が聞こえる
・ケースがあるから、カバンの中で収納に困らない
・運動中でも聞ける

まずワイヤレスイヤホンはケーブルを必要としないので、ケーブルが絡まってなかなか解けないといったストレスが解消されます。またケーブルが断線してしまうといったトラブルもありません。ケーブルが服や手にぶつかったときに「タッチノイズ」が聞こえることもないため、まさしくストレスフリーで音楽を楽しめます。

一定の距離内であればスマートフォンから離れても問題ないため、室内での利用にも最適です。専用充電ケースがついているので、カバンの中での収納にも不自由せずケーブルタイプよりも容易に出し入れできます。

また、充電ケース使用でワイヤレス充電できる機種もあります。商品を選ぶ際は、充電端子もチェックするといいでしょう。

防水・防汗機能が搭載されたワイヤレスイヤホンもあるため、運動中はもちろんのこと、水の中でも使用できます。これはジムに通っている方などにとって、かなり嬉しいポイントではないでしょうか。

ワイヤレスイヤホンが登場したことで、シーンを選ばずに音楽を楽しめるようになりました。通勤通学や運動中、室内での作業中などあらゆる場面において「ケーブルがない」というのは大きなメリットなのです。

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とても便利なワイヤレスイヤホンですが、デメリットも存在します。ワイヤレスイヤホンを使うことで生じるデメリットは以下のとおりです。

・充電が必要となる
・失くしやすい
・音質の劣化
・音が遅延する場合がある
・音飛びの恐れがある
・耳の形に合わない方もいる

ケーブルタイプのイヤホンとワイヤレスイヤホンとの一番の違いは、充電式である点でしょう。ワイヤレスイヤホンは毎日充電する必要があり、充電を忘れてしまうと使えません。また専用のケースはあるものの、小型であるため落としてしまうと見つかりにくく紛失のリスクはケーブルタイプよりも高くなります。

ケーブルタイプよりも音質が劣化する点もデメリットといえます。ワイヤレスイヤホンは再生機器側でデータを圧縮し、Bluetoothを用いてイヤホン側に音を送ります。イヤホン側は圧縮されたデータを元に戻し再生。この圧縮し戻す作業の間に、音質が劣化してしまうことがあります。音が遅延してしまう原因もこの作業によるものです。

また電波状況によっては、音飛びが発生する場合もあります。音飛びは電波の届かない場所にいたり、電波干渉を受けたりすることで起こるものですが、頻度は高くありません。

最後に耳の形状によって、そもそもワイヤレスイヤホンが入らない方もいます。これはケーブルタイプに比べ、イヤホン部分が大きくなっているためです。心配な方は購入する前に一度試してみることをおすすめします。

数ある製品のなかから、どれを選べばいいのかわからない……。イヤホンを選ぶうえで永遠のテーマですが、音質面をとってみてもさまざまな要素から“良い音質”が成り立っています。

そのうえで、完全ワイヤレスを買ううえで押さえておきたい「音質」「装着感」「接続安定性」「再生時間」「ANC性能」「防水性能」の重要性を解説していきます。

俗に音質が良いと言われるイヤホンは、高音・中音・低音がバランス良く出力され、迫力のある音のことです。

完全ワイヤレスイヤホンは利便性が重視されがちで、正直なところ音質は期待されていませんでしたが、モデルが新しくなるごとに技術革新が行われ、音質はかなり向上してきており、今後はさらに発展していくと予測されます。

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もっともわかりやすい音質面での技術でいうと、「コーデック」がそれにあたります。コーデックとは音声を圧縮する方式の名称で、その種類によって音質は変化します。圧縮率が低ければ高音質ともいわれますが、近年はQualcomm社のaptXシリーズの技術革新によって高音質を実現しています。

また後ほど解説する通信の安定にもコーデックが関わってきます。圧縮率が低いと通信速度にも影響が出てしまうので、データが大きければいいというわけではありません。高音質と通信速度を兼ね備えたコーデックが理想のイヤホンといえます。

●SBC
標準的な音質。汎用性が高く、ほぼすべてのBluetooth製品が採用しています

●AAC
データの変化が少なくSBCより高音質。iPhoneやiPadに搭載しています

●aptX
CD音源相当の音質で、SBCやAACより高音質。Androidスマホに標準搭載しています

●aptX HD
ハイレゾ音源の高音質を再生し、SBCやAAC、aptXより高音質です

●aptX LL
音源の伝送遅延量は圧倒的に低いですが、音質はAAC相当です

●aptX adaptive
ハイレゾ音源でaptX HDより高音質。対応スマホはSDM865搭載したAndroid

●LDAC
ソニー開発のハイレゾ音源を再生する最上位音質。圧縮率が低く通信環境を選びます。また現状だとLDACを再生できる完全ワイヤレスイヤホンはありません

と、コーデックの種類を紹介してきましたが、実はコーデックは手持ちのプレーヤーに依存してしまうため、iPhoneを使っている人はAACでしか再生できません。逆にプレーヤーにAndroidスマホを使っている人は、コーデックの種類が豊富なので状況に応じて好みのコーデックで再生することができます。

ただしAndroidユーザーでも注意することがあります。たとえばaptX adaptiveに対応するイヤホンでも、それに対応するプレーヤーは新しいスマホに限定されます。手持ちのスマホのCPUを確認しましょう。

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一方でイヤホンの音質を担保するうえで重要なのがドライバーです。電気信号を音に変換するスピーカー部分で、イヤホンにとっての心臓部といえます。ドライバの種類や構造、また口径や素材を変えるだけで音の志向や良し悪しが変わるので、メーカーの腕の見せ所です。

●ダイナミック型

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音の信号を振動版に伝え音を出力する仕組み。幅が広く低音域を出力した音は迫力と臨場感があります。比較的安価なイヤホンが主に採用しています。

●バランスド・アーマチュア型

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振動版を小さなピンで振動する仕組み。高音域や中音域の音の再現が上手く、繊細で高解像度になる傾向があります。また小型のドライバーというメリットを生かし、複数のドライバーを搭載し、より細かい原音に忠実な再生を可能とします。価格が2万円を超えるハイクラスイヤホンが多いのが特徴です。

●ハイブリッド型

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ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアドライバーの両方を搭載。迫力さと繊細さを兼ね備えています。

ここまで音質を解説してきましたが、スペックが高ければ高音質というわけではありません。実際に試聴してみて、好みに合っているのか確かめるのをオススメします。

どんなにスペックが高く音質が良くても、耳にイヤホンがうまくフィットしていなければ、イヤホン本来の性能は引き出されません。付属品に各サイズのイヤーピースがあるように、フィット感はそれだけ重要です。

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