秋といえば食欲の秋!そんな秋に旬を迎えるさつまいもですが、みなさんは皮まで食べていますか?実はさつまいもの皮は食べられることができ、しかも栄養がたっぷり含まれているのです。今回はさつまいもの皮に含まれている栄養素と食べかた、おすすめのレシピ5選をご紹介いたします。
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さつまいもの皮は食べられるの?
みなさんはさつまいもの皮ってそのまま食べてますか?それとも皮をむいてますか?
実は、さつまいもの皮は食べることができるんです。
なんだか舌ざわりが苦手で食べないという方もいるかもしれません。ですが、さつまいもの皮にもしっかりと栄養素が含まれていて、特に女性にとってうれしい働きがいっぱいあるんですよ。
皮に含まれている栄養素と期待できる効果
アントシアニン
さつまいもはポリフェノールの一種であるアントシアニンによって紫色をしています。アントシアニンは、ブルーベリーやなす、紫いもなどにも含まれています。
このアントシアニンには、活性酸素を抑える抗酸化作用があります。これによって生活習慣病や老化の予防に高い作用があるといわれています。また視力の改善や肝臓の機能を向上させ、血圧を下げる働きが期待できることもわかっています。(※4)
クロロゲン酸
冷蔵庫にさつまいもを入れてたら、切り口が緑色になってる!なんて経験をされたことはありませんか?
実はあの変色の正体はクロロゲン酸なんです。クロロゲン酸はコーヒーの褐色や苦み、香りのもとにもなっています。そんなクロロゲン酸には脂肪を燃焼する働きや糖分の吸収を遅らせる働きがあり、ダイエットにも効果が期待できるのです。(※5)
カルシウム
さつまいもは意外とカルシウムが多い食材で、イモ類の中ではトップクラスの含有量です。
イモ類でよく食べるじゃがいもは4mgなのに対し、さつまいもは40mgも含まれいます。(※すべて100gあたり)
そんなカルシウムは、骨や歯を作ってくれたり、肌の新陳代謝を高めたり、イライラを抑える働きをしてくれます。(※1,2,3,6)
食物繊維
さつまいもの皮を食べなかった場合の食物繊維は2.2g、皮を食べた場合は2.8gです。(すべて100gあたり)
皮を食べなかった場合と比べると0.6gもの差があります。食物繊維には便秘の予防をはじめとする整腸効果だけでなく、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など、多くの生理機能が明らかになっていますよ。(※1,2,7,8)
さつまいもを皮ごと食べるときのポイント
洗い方
土など汚れがついている場合は、指でこすって水洗いをしてください。最近はスーパーではきれいにな状態で売られているものが多いので、たわしでゴシゴシ洗う必要はありません。
また、皮つきのまま調理する際、力強くこすりすぎると赤い薄い皮が破れ、仕上りが美しくないので注意してくださいね。(※9)
アク・苦味の取り方
さつまいもはアクが多いやさいです。切ったそばから水につけるのが、色よく仕上げるコツです。
切り口が空気に触れて時間がたつと、でんぷんが黒く変色しますが、水につけることで、でんぷんが水に流れ出て、変色を防ぐことができます。さっと混ぜて水をきることでアクや苦みもとれますよ。(※9)
芽は取らなくてOK
イモから芽が出てきたら食べてはいけないと思っているかたも多いのではないでしょうか。それもそのはず。じゃがいもの芽にはソラニンという天然毒素が含まれていることは有名ですよね。
ですが、じゃがいもはナス科、さつまいもはヒルガオ科なのでまったく違う植物なのでさつまいもの芽は食べても大丈夫なので安心してくださいね。(※10,11)