朝起きたばかりの時は頭も体もぼんやり、すぐにテキパキと動けないですよね。出勤前やお出かけ前の忙しい時間でも、椅子に座ってテレビを見ながら、ゆっくりと簡単に活動モードに入れる3ステップをご紹介します。
吉田加代子
白湯を飲む
白湯が体に良いという話を聞いたことがある人も多いでしょう。朝に飲むことで期待できる効果は以下の通りです。
・寝ている間に体内から失われた水分を補う。
・胃や腸が少しずつ温まり、体内の血の巡りが良くなっていく。
・朝の排泄を促す。
起床後、顔を洗ったり歯磨きをする前にお湯を沸かせば、忙しい時間を有効に使え、お湯も適度に冷めて飲みやすくなります。
体の末端から目覚めさせる
足の指を広げて回す
指を広げて動かすことで血行が促され、冷えやむくみの予防になります。つま先に感じられる刺激も気持ち良く、目覚めたときに脚のだるさを感じた時にも効果的です。日中は靴下や靴をはいて広がることが少ない足の指。身支度をする前に動かしておきましょう。
Photo by Kayoko Yoshida
やり方
1 片足をあげて足首を太ももの上にのせる。
2 もう片方の手で軽く足首をつかむ。
3 手の指を足の指の間に入れてつかむ。ぎゅっとつかみすぎず、少しゆとりを持たせて。
4 足首から回したり、足の甲を反らせたり丸めたりする。
5 反対の足も同様に行う。
脚、腕をたたく
手のひらでやさしくたたくことで皮膚が刺激されて、広い範囲で血行が徐々によくなっていきます。たたく音でぼんやりしていた頭も少しずつ目覚めていきます。
やり方
1 手首から肩にかけて手のひらでたたき、肩まできたら、たたきながら手首に戻る。内側と外側ともに。
2 足首から太ももの付け根へとたたき、太ももまできたら、たたきながら足首に戻る。内側と外側ともに。
椅子に座ったままの簡単ストレッチ
寝ている間に縮こまった上半身をやさしく動かします。呼吸も意識して体内に新鮮な酸素を送りましょう。
体側を伸ばす
Photo by Kayoko Yoshida
やり方
1 両腕を頭上に伸ばして指を組み、手のひらを天井に向ける。
2 息を吸って手のひらで天井を押すようにして伸び、吐きながら身体を横に倒す。伸びている側の肋骨の広がりを感じながら数回呼吸をする。
3 反対側も同様に行う。