「体がなかなか柔らかくならない」「硬くてポーズがうまくとれない」…読者が抱える硬さの悩みを人気ヨガティーチャーが解決します!今回は肩を動かす時の左右差の解消について。
右肩は楽に動くのに、左は回すのも上げるのもきついです
A:キャット&カウで背筋からゆるめて(楠原先生)
肩と連動する背筋を動かすのがポイント。キャット&カウで背骨を丸めると肩甲骨が外転、反らせると内転し肩まわり全体がほぐれます。腕が上がりにくい一因である巻き肩も改善。
やり方
1.四つん這いになり背骨を丸めて肩甲骨を左右に離す。
photo by Kenji Yamada
2.背骨をしならせ胸を開く。
photo by Kenji Yamada
A:肩関節を押し込みながら回し潤滑を促して(清水先生)
肩の動きを妨げる肩関節の硬さ解消には、関節を押し込むように圧を加えて回すと「滑液」が分泌され動きがスムーズに。また、肩を上げるのが辛い場合は逆に下げて動かすと上げやすくなるので、肩甲骨を押さえて肩回しを。
やり方
1.上がりにくい肩を反対の手で押さえ、肘を曲げて指先で肩関節に触れる。関節を内側に押し込みながら外側・内側に各5回転。
photo by Kenji Yamada
2.上がりにくい側の肩甲骨を押さえ、腕を下げた状態で、肩を外側に5回転。
photo by Kenji Yamada
A:肩甲骨だけを内外上下に動かす練習を(西浦先生)
肩甲骨が動いていない場合が多いので、壁に手をつくか四つん這いの状態で肩甲骨を動かす練習を。硬い側は動かないように感じるので、ゆっくり重点的に行いましょう。
やり方
1.両手を肩幅に開いて肘を伸ばし、肩甲骨を内に寄せる&外に開く、を5回ずつ2セット。
photo by Kenji Yamada
2.思い切り下げる&上げる、を5回ずつ2セット。
photo by Kenji Yamada
教えてくれたのは…
楠原宏子先生
ヨガ講師として活動する傍ら、UTLのティーチャーズトレーニングコースの講師を務める。全米ヨガアライアンスRYT500取得。
西浦りさ先生
アクロヨガジャパン代表。2008年から指導を始め、2013年ACRO YOGA JAPANを立ち上げ、アジアで唯一のアクロヨガの正式指導者(レベル2)となり、国内外を問わず活躍中。
清水鮎美先生
ヨガインストラクター。骨と関節の正しい使い方を伝える骨ナビインストラクター。マインドフルネススタジオ代官山で指導。