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今すぐ使える「非常持ち出し袋」の正しい準備法[防災の専門家に聞く]避難準備のコツ&必需品

ライフスタイル

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
防災用の「非常持ち出し袋」と言うと、銀色の袋をイメージする方は多いのではないでしょうか。

思い出はデジタル化しておけば、心も軽くなる

例えば避難するときに持っていきたくなる思い出のアルバム。何冊も抱えて行くわけにはいきません。
USBやSDカードなどデジタル化して小さくして、非常持ち出し袋に放り込めるようにしたり、クラウドにバックアップしておけば、万が一のときにも後悔しません。

非常持ち出し袋に物を詰め込むときのコツ

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コツ1)目的別にパッキングする

薬、応急手当グッズ、情報収集グッズなど、カテゴリどとにジッパー付きビニール袋に入れておけば、水濡れも防げます。

さらに……。
内側にビニール袋を重ね、その中にパッキングすれば、中身全体の防水対策にもなります。

コツ2)すぐ使うものを手前にする

逃げるために使う雨具やライトなどの道具、逃げ切った後に飲みたくなる水など、すぐ使うものは取り出しやすい場所に入れましょう。

コツ3)背負って走れる重さにとどめる

逃げて生き延びるための非常持ち出し袋です。重くて背負うのがやっとだと、逃げるのが遅れます。背負って走れる重さにしましょう。

ちなみに市販の豪華何点セット入りの非常持ち出し袋はかなり重い場合もあるので、もしも購入を検討している場合は、自分が何キロまでなら背負って走れるか、確認してみるといいでしょう。

非常持ち出し袋を保管する場所は"避難経路上"

素早く持ち出せるように、避難経路上に置いておくのが鉄則です。

玄関がベストですが、玄関に置けない場合は玄関につながる廊下や、玄関に近い部屋やリビングなど、すぐに持って逃げられるような場所にしましょう。

非常持ち出し袋の選び方は?

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好きなデザイン&使いやすいリュックがおすすめ

前述したとおり、非常持ち出し袋に入れておくべきアイテムがそろっていれば、銀色の袋や、市販の豪華何点セットの非常持ち出し袋でなくても大丈夫です(ただし両手が空くリュックにすること)。

すぐに持って逃げられるよう玄関など目につくところに置くことになるので、インテリアにこだわりがある人なら、インテリアになじむようなデザインを選んだり、カゴに入れて保管しておいたりしてもいいでしょう。

防災対策のポイントは「ガマンしないこと」です。
好みじゃないデザインのものを家の中に置いていると、部屋の隅や、最悪押し入れの中に追いやられ、いざというとき素早く逃げられなくなります。

また、背負って走りやすいデザインであるのも大切。胸のところにチェストベルトや、腰にベルトが付いているタイプのリュックは、走ったときに安定感があっておすすめです。

遠足や修学旅行のリュックと兼用してもOK

子どもが小学校高学年ぐらいになったら必要になる、修学旅行や遠足用の大きいリュック。
年に1~2回出番があるかないか?来年も使うのか?の、遠足や修学旅行用のリュックと兼用すると、コストがかからずおすすめです。

防災リュック(非常持ち出し袋)ができたら、実際に背負って散歩してみよう!

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非常持ち出し袋が出来上がったら、災害時のシミュレーションをしてみましょう!

実際に背負ってみて、避難場所までのルートを歩いてみます。ハザードマップを確認しながら、避難場所までの道のりを確認しましょう。
例えばここのブロック塀は簡単に崩れそうだな、とか、この看板が落ちてきたら危ないな、じゃあ他にルートはあるかな?など、危険な場所をチェックしながら歩き、避難場所がどんなところかも確認しておきましょう。

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