たまごのスペシャリスト「たまごソムリエ」が、本格的なだし巻き卵をおいしく作る裏技を伝授します!きれいに巻こうとしなくてOK!器用でなくても、簡単にできるんです。コツを覚えて、おだしがジュワッと広がるだし巻き卵を手軽に作りましょう!
友加里
「だし巻き卵」と「卵焼き」の違い
卵料理の定番といえば、トップ3に入るのが「だし巻き卵」そして「卵焼き」!
みなさんは、このふたつの違いをご存知でしょうか?
「だし巻き卵」と「卵焼き」は、どちらも鶏卵を使った料理です。
調理方法や外観も、そっくりですが……
だし巻き卵:鶏卵をよく溶いてだしを加え、卵焼き器などで焼いて筒状にしたものを巻きすで成形した卵料理
卵焼き:鶏卵を軽く溶いて、砂糖、塩、醤油などで味付けし、卵焼き器などで焼いて筒状に成形した卵料理
作り方はほぼ同じですが、味付けが違うのです!
卵焼きは、お弁当のおかずの定番ですね。日本の代表的な家庭料理といってもいいでしょう。
一方、だし巻き卵は、居酒屋や定食屋の定番メニュー。これを家庭で作ろうと思っても、だしを多く使うためちょっと難しく感じますよね。
そんな、あなたのために!
今回は『失敗知らず!簡単だし巻き卵の裏技』をご紹介します!
失敗知らず!簡単だし巻き卵の作り方
材料
卵 3個
水 100ml
片栗粉 小さじ1
顆粒だし 小さじ1
醤油 小さじ1/4
砂糖 小さじ1/4
作り方
①ボウルに卵を割り入れ、混ぜる。
白身を切るように、混ぜましょう。
②水に片栗粉・顆粒だし・醤油・砂糖を加えて、混ぜる。
片栗粉と調味料を全部、合わせましょう。
だしの量が多いとジューシーな口あたりのだし巻き卵になりますが、焼き方が難しくなります。とは言え、だしの量が少ないと、巻きやすくなるかわりに卵焼きに近いものになってしまいます。
ここで、裏技!
片栗粉を加えることで、だし汁を卵に閉じ込めることができます。
だし汁がたっぷり入っているため、冷めてもジューシーでおいしい「だし巻き卵」に!
③卵液と、だし汁を合わせる。
卵液に、だし汁を加えて、よくかき混ぜましょう。
④サラダ油(分量外)に、キッチンペーパーを浸しておく。
調理中に何回か使うので、あらかじめ準備しておきましょう。
⑤フライパンを温めて、サラダ油をひき、卵液を流し込む。
火加減は、中火と弱火の中間あたり。
卵液は、半分の量を加えましょう。少し多いかな、というくらいでも大丈夫です。
⑥周りが固まるまで、そのまま待つ。
ここで、裏技その2!
この段階でグルグルかき混ぜてしまう人が多いのでは?かき混ぜてしまうと、卵がフライパンにくっつきやすくなるため、周りが焼きあがってくるまでじっと待ちましょう。
⑦周りが1〜2mmほど焼けたら、焼けている部分だけ下から上に寄せる。
この時、卵が破れてしまっても大丈夫!卵はすぐにくっついてくれるので、大胆に寄せちゃいましょう!