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あなたの疲れはどのタイプ?「疲れタイプ別!」おすすめ養生法&漢方薬

あなたの疲れはどこに出やすい?

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オーダーメイド漢方YOJO薬剤師の道川佳苗です。疲れが肌に現れやすい人、ホルモンバランスが乱れ生理の周期が乱れる人、むくみやすく体が重だるいなど、疲れにもさまざまなタイプがあります。今回は疲れのタイプ別に対処法をご紹介します。

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肌疲れタイプ

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気力・体力は充実しているが、仕事や遊びに無理をしすぎて肌に疲れが現れやすいタイプ。ストレスを溜め過ぎたり、不規則な生活を送っていませんか?溜まった疲れが一気に肌に現れると、特に起こりやすいのが、乾燥、くすみ、肌荒れなどのトラブルです。

血を補い、巡りを良くすることが大切

漢方では、「血(けつ)」は全身に栄養分と潤いを与えるものと考えられています。ストレスや不規則な生活により、血が不足したり巡りが悪くなることで肌の状態が悪化しやすくなります。そのため、肌疲れタイプの人は血を補い、巡りを良くすることを心掛けましょう。

おすすめ養生法&漢方薬

肌荒れの原因となるストレスを解消するのに効果的なのが、「香り」と「酸味」のある食材です。お茶だったら、ローズヒップやハイビスカスなどの香りの良いものを選んで。お酒好きな人は、ワインにこれらのお茶の茶葉を漬け込んでも、酸味や甘みが楽しめますよ。血の巡りもアップします。

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漢方薬では、血の巡りを良くし、ストレスで乱れがちな気の巡りも整える加味逍遥散(かみしょうようさん)などが用いられることがあります。

子宮・卵巣疲れタイプ

漢方では、ホルモンや成長を司るエネルギーのことを「腎」と呼びます。この腎の機能は年齢とともに低下していきますが、それにともない疲れを感じやすくなります。

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特に不調が現れやすいのが、子宮や卵巣などの生殖器です。生理のリズムが乱れたり、なかなか妊娠しないなどの症状も腎の機能が弱っていることが関係している可能性があります。

腎を補うことが大切

生理や妊娠に関する不調を感じる人は、腎を補うことを意識しましょう。特に、体を冷やさない、散歩や階段を使うことを心掛けて足腰を鍛える、よく眠ることを取り入れましょう。

おすすめ養生法&漢方薬

血の巡りを良くして腎を元気にする働きのある赤い食べ物(にんじん、赤ピーマン、トマト、赤身肉、サーモン)、ホルモンバランスを整え腎を補う黒い食材(黒ごま、黒豆、海鮮類、くるみ)などがおすすめです。

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漢方薬では、腎を補うものとして八味地黄丸(はちみじおうがん)や六味丸(ろくみがん)などが知られています。

むくみ疲れタイプ

特に梅雨の時期や、雨の日など天気の悪い日に体が重だるく、ぐったりとしてしまう人はむくみ疲れタイプかもしれせん。

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漢方では、「血」以外の水分(リンパ液や汗、尿など)を「水」として表しますが、この水が体の中でうまく代謝されずに滞り溜まってしまうとむくみや体の重だるさを引き起こします。

水の滞りを解消し排出することが大切

むくみ、体の重だるさ、頭痛、吐き気などの症状がある人は、水分代謝を整えることが大切です。体が冷えると水分代謝も悪くなり、むくみやすくなるので冷やさないように心掛けましょう。

おすすめ養生法&漢方薬

余分な水分を排出する食材(とうもろこし、はとむぎ、豆類、なす、もやし)や、胃腸を整えて水分代謝を整える食材(しょうが、みそ、きゃべつ)などがおすすめです。お風呂に入って体を温めて水分代謝を促したり、軽い運動をして汗をかくことも意識しましょう。

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漢方薬では、体内の水分のバランスを整える働きのある五苓散(ごれいさん)などが知られています。

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