「ベッドに入ってもなかなか寝付けない」「ぐっすり眠れた気がしない」など、不眠に悩む方が年々増えています。その原因は様々ですが、日常生活で常に触れているデジタルの影響も大きいとされています。眠る前のデジタルデトックスに合わせて、睡眠の質を高めてくれるセルフケアを取り入れて健康的な眠りを目指したいですね。今日は眠る直前におすすめの『頭のツボ押し3つ』をご紹介します^^
頭のツボについて
私達の身体には全身361個ものツボがあるとされています。その中でも、頭にはなんと最多の50個以上ものツボがあるのです。
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そもそも「ツボ」とは、東洋医学の「気」の概念に基づくもので、停滞したり詰まったりしている「気」の流れを整えるためのスイッチのような場所がツボにあたるといえます。不眠のようにはっきりとした原因のわからない不調にとても相性がよく、手の届かない身体の内側へのアプローチとしてツボ押しはとても効果を発揮します。
眠る前に頭のツボを押すメリット
①頭痛・眼精疲労改善
②全身の筋肉を緩める
③自律神経を整える
④リラックス効果
他にも内臓機能を整えてくれるなどの効果も期待できます。
また、「眠る環境」も熟睡するためにはとても大事な要素です。就寝時間の2時間ほど前から徐々に活動量を少なくすること、PCやスマホ、テレビなどのデジタル機器と距離をとるのが望ましいです。眠る環境を整えてから、呼吸に合わせてゆっくりとツボ押しを始めましょう。
熟睡できるツボ3選
百会(ひゃくえ)のツボ
【場所】
頭のてっぺんにあるツボです。
両耳を結んだ線と眉間と頭頂を結んだ線がちょうど交わる場所。
manami nishita
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【押し方】
手のひらを重ねて頭頂(百会のツボ)に起き、真下に向かって押す。
押すタイミングで息を吐き、10秒ほどキープ。2〜3セット繰り返す。
【効果】
血行促進、自律神経の調整など。美髪つくりにも効果的。
範囲の広いツボなので、最初か最後にここを押すのがおすすめです。
角孫(かくそん)のツボ
【場所】
左右の耳の一番高いところの裏辺り。こめかみの少し下くらいの位置。
manami nishita
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【押し方】
手の踵の部分をツボの位置に当て、気持ち良いと感じる強さで5〜10秒押す。2〜3セット繰り返す。
押したまま小さく円を描くようにしてほぐすのもおすすめ。
【効果】
頭痛・眼精疲労改善
PCやスマホをたくさん使った日には少し長めに押しましょう。
天柱(てんちゅう)のツボ
【場所】
左右のうなじの生え際付近を通っている太い筋肉の外側。
すこしだけ凹んでいる部分。