“まとめ買い冷凍”で賢く節約!
毎日工夫しながら節約している私たちに、まるでトドメを刺すように続く昨今の値上げラッシュ。これ以上どこを節約すればいいの?と頭を抱えたくなりますが、ここはひとつ「まとめ買い冷凍」を見直してみませんか?
お肉や野菜などを安いときにまとめて買って冷凍する「まとめ買い冷凍」をマスターすれば、食材を無駄にせず、おいしく節約することができます。今回は、「ヒルナンデス!」「マツコの知らない世界」でもお馴染み、“冷凍王子”こと冷凍生活アドバイザーの西川剛史さんの冷凍テクニックをご紹介します!
特売日にまとめ買い!「お肉の冷凍術」編
☑ まとめ買い冷凍のメリット
・特売で安くなることも多いお肉は、まとめて買って冷凍するのがおすすめ!
・使用頻度が高いメイン食材だから、小分け冷凍しておけばサッと一品料理が作れます。
・冷蔵だと足が早い食材だからこそ、冷凍すれば長く保存できます。
“3パックで○○○円”など、特売日にまとめて買う人も多いお肉は、できるだけ新鮮な食材を販売しているお店で買うのが◎。ドリップ(お肉の内部から分離してでる液体)が出ていないもの、変色していないものを選ぶようにするのがコツです。
「特売で安くなることも多い肉は、まとめて買って冷凍しておくとおトクになります。塊肉なら切ってあるものより鮮度も落ちにくいです。一度に 使い切れる分に小分けにしてから冷凍することもポイントです。むね肉はラップで包んだらギュッ と空気を追い出して保存袋に入れて、乾燥対策をしてください」(冷凍王子・西川剛史さん)
お肉冷凍で気をつけたい!「3つの注意」
① トレーのまま冷凍はNG!
空気に触れている面から乾燥しておいしさダウン。冷凍庫のスペースを取るのはもちろん、解凍もしにくいです。
② 塊のまま冷凍すると使いにくい…
小分けにしないと解凍に時間がかかり、使いたい分だけ使うこともできません。
③ ラップや保存袋は必ず使おう
ラップや保存袋を使わないと乾燥や臭い移りの原因になります。
賢く使い切る!「野菜の冷凍術」編
☑ まとめ買い冷凍のメリット
・出番の多い定番野菜は、使い勝手がいいので冷凍庫に常備しておくと便利!
・冷凍前に下処理が完了するので、調理するときにすぐ使えます。手間も時間も削減。
・上手な野菜の冷凍術を覚えてしまえば、箱ごとや大容量パックでおトクに購入して節約できます。
たまねぎ、にんじん、長ねぎなど、マルチに使える定番野菜は積極的に冷凍保存しておきたいところ。お肉同様、やはり鮮度が命になるので、新鮮な食材を扱っているお店や、産直野菜を選ぶのがベター。
「上手な冷凍の仕方を覚えれば、箱ごとや大容量パックでおトクに 購入して、賢くおいしく冷凍することもできます。新鮮なものを選び、ラップや保存袋をぴったり密着させて冷凍庫 へ入れましょう。分厚いと食感が悪くなる野菜は薄切りに、炒め物に使う場合は炒めやすい形に切っておくなど、解凍まで考えてカット方法を選ぶと使いやすいです」(冷凍王子・西川剛史さん)
野菜冷凍で気をつけたい!「3つの注意」
① しなしな野菜は冷凍しない!
購入してからしばらく経ってしまった野菜は、鮮度が落ちてしまっているので冷凍してもおいしく食べられません。
② ラップや保存袋は必ず使おう
ラップや保存袋を使わないと乾燥や臭い移りの原因になります。
③ 乾燥大敵!しっかり空気を抜こう
空気を抜いて、ラップや保存袋を野菜に密着させて乾燥を防ぎましょう。
おいしく保存できる!「下味冷凍」編
☑ 下味冷凍のメリット
・そのまま冷凍するより、おいしさが長くキープできる!
・調味料でコーティングするので、乾燥や酸化を防げる。
・冷凍と解凍のときに味が染み込み、しっとり仕上がる。
・味つけしてあるので、火にかけるだけで一品完成!
最後に紹介するのは、調理の時短になる下味冷凍。オイルや塩だけの下味冷凍なら、さまざまな料理の素材としても使えます。味つけを変えられるので、ストックしておくと安心!また、食材や調味料など必要なものをすべて入れて作る「完全下味冷凍」は、加熱調理するだけですぐ食べられる頼れる一品に。
「食材の表面を糖分や油分を含んだ調味料でコーティングする下味冷凍は、乾燥や酸化を防げておいしさを長くキープできます。冷凍するときは調味料を食材になじませてから、保存袋の中の空気をしっかり追い出し、薄く平らな状態で冷凍しましょう」(冷凍王子・西川剛史さん)