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夜に読むの禁止!おいしそうな料理が出てくる「お腹が空く本」をご紹介

エンタメ

「飯テロ」な本が大好きなんです

今週も一週間お疲れさまでした!今週の『ロカリ編集部のひとりごと』はキヨが担当します。

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食べることが大好きな私は、読書をするときも食べ物が出てくる本を選ぶことが多いんです。おいしそうな描写があると、実際に食べ物を目の前にしたときより「あ〜、食べてみたい!」とワクワクすることもしばしば。みなさんにもこの魅力を伝えたい!ということで、今回は読むだけでお腹が空く、“おいしい本”をご紹介します。

「小説」をピックアップ!

進むべき道を探しているときに『太陽のパスタ、豆のスープ』

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あらすじ

結婚間近で婚約破棄されてしまった主人公の明日羽。失意の中にいたが、自由人な叔母・六花から「ドリフターズ(やりたいこと)・リスト」を作ってみてはどうかと提案される。楽しそうなこと、やりたいことをひとつずつ叶えていくことにした明日羽は、自分の心と向き合うようになっていく。

『太陽のパスタ、豆のスープ』のここが好き!

明日羽の作る料理は、特別ではないものの、おいしくてホッとするようなもの。「毎日を支える」ご飯の描写が素敵です。タイトルにもあるように、「豆」を調理するシーンも出てきますが、豆ってそんなにおいしいんだ〜と食欲が湧きます。豆を使った料理に馴染みがなくても試してみたくなるはず!明日羽の母の「あすわ、毎日のご飯があなたを助ける。それは間違いのないことよ」という台詞もグッときます。

宮下奈都『太陽のパスタ、豆のスープ』

映画化もされてます『食堂かたつむり』

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あらすじ

同棲していた恋人が家財道具もろとも忽然と姿を消してしまい、ショックのあまり声も出なくなってしまう主人公の倫子。地元に戻るも、母親と折り合いが悪く、自分にできることは何かと考える。そこで長年の夢であった食堂を開くことを決意。それは一日一組のお客様だけに丁寧に作った料理を提供する、決まったメニューのない食堂だった。

『食堂かたつむり』のここが好き!

倫子が作る料理はどれも丁寧。「こんなに手間暇がかかっていて、思いやりに溢れる料理、おいしくないわけがない!」と、どれも食べてみたくなります。特に、愛する人を亡くしてからずっと喪に服している「お妾さん」がもう一度人生を楽しめるように考えた、刺激的なコースは垂涎もの!「牡蠣と、甘鯛のカルパッチョ」「比内地鶏を丸ごと一羽焼酎で煮込んだサムゲタンスープ」「新米を使ったカラスミのリゾット」など、メニューを見るだけで食欲が湧いてきます。

小川糸『食堂かたつむり』

料理で人生を立て直す物語『雪と珊瑚と』

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あらすじ

21歳の珊瑚は、生まれたばかりの子供・雪とふたりで暮らすシングルマザー。働くために雪を預ける場所を探していた珊瑚は、自宅で託児所を始めたばかりの年配の女性くららと出会う。くららと過ごすうちに料理の魅力に気づいた珊瑚は、心と体に優しい惣菜カフェを開業し、人生を切り開いていく。

『雪と珊瑚と』のここが好き!

残ったシチューや余り野菜などをチーズと一緒に焼いた「おかず入りのパウンドケーキ」や、大根の茹で汁を使った素朴な汁物など、ほっこりするくららのレシピ。丁寧に珊瑚に教えるのですが、自分も一緒に教わっている気分に浸れます。“頼れる大人”と関わることがなかった珊瑚が、くららとの出会いで変わっていく様子も感じられる場面でもあります。
また料理だけでなく、複雑な家族の形もテーマ。“血のつながり”とはなんだろうと考えさせられますよ。

梨木香歩『雪と珊瑚と』

ドラマ化もされた人気シリーズ『マカロンはマカロン』

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内容紹介

大人気料理ミステリシリーズの最新作。舞台はフレンチレストランの「ビストロ・パ・マル」。フランスで修行をしていた三船シェフの気取らない料理が人気です。実はこのシェフ、鋭い観察眼を持ち、お客さんが持ち込む謎や問題を解決してしまう“名探偵”でもあります。偏食の少年が豚足を食べたがった理由は?突如姿を消したパティシエが残した言葉の意味は?……などなど今回も三船シェフが謎を解いていきます。

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