いつも同じポーズでアライメントが崩れやすかったり、キープが辛かったりするのは、カギを握る筋肉が不足しているからかもしれません。そこを効率よく鍛えるトレーニングで、あなたの「できない」を克服。日本のみならずハワイでも支持される人気ヨガインストラクター、エドワーズ壽里先生に教えていただきました。今回のテーマは、背中の筋力!
ヨガジャーナル日本版編集部
「できない」お悩み1:ブジャンガーサナで上体を反るのが苦しい
NG:背中が反れず、あごだけが上がって苦しい。
ブジャンガーサナのNG/Photo by Sayaka Ono
A:脚を浮かせずに反り背中と脚裏を鍛える
背中を反れないのは、背筋が弱い証拠。また、脚も後ろ側の筋力がないと安定せず、さらに背中が反りにくくなります。脚を根付かせ、上体を反るトレーニングを。
ブジャンガーサナ/Photo by Sayaka Ono
HOW TO
1.うつ伏せになる。軽くあごを引いて床に額をつける。肩が上がらないように肩の力を抜き、両手を頭の後ろで組む。
ブジャンガーサナのトレーニング/Photo by Sayaka Ono
2.両足のつま先を床につけたまま背中の筋肉全体を使って胸を上げる。同様に、背筋を使って胸を下ろす。5回繰り返し。
ブジャンガーサナのトレーニング/Photo by Sayaka Ono
「できない」お悩み:ウシュトラ―サナで後屈できません
NG:顔だけが上を向き、背中を深く反れない。
ウシュトラ―サナのNG/Photo by Sayaka Ono
A:手足を対角線上に伸ばして全背中を強化
後屈を深めるには、背中を反って支える強い背筋力が必須。対角線上に上げた手足をバランスを保ちながら引き合うことで、背中全体の筋肉を刺激していきましょう。
ウシュトラ―サナ/Photo by Sayaka Ono
HOW TO
1.うつ伏せになり、両脚を腰幅に開く。両腕を前方に伸ばし、肩幅に開く。
ウシュトラ―サナのトレーニング/Photo by Sayaka Ono
2.左腕と右脚を床から上げる。左手先と右足先を遠ざけるように引っ張り合い、下ろす。反対側も。左右交互に5回ずつ行う。
POINT:肘を伸ばす。目線は斜め下。膝を伸ばす。