8. ビワ
古くから親しまれているビワ。柔らかい身と、大きなタネが特徴です。2月頃から出回りはじめ、5月頃に食べごろを迎えます。アボカドのような、室温でしばらく置いて食べ頃を待ち「追熟」するものと違い、ビワは追熟をしません。食べ頃になったら収穫されるので、買ってすぐ食べるのがオススメです。
選ぶときは、産毛がのこっていてキズが少ないかどうかと、ヘタがしっかりとしているかどうかを見てくださいね。皮をむいてそのまま食べることが多いビワですが、甘みが少ないものはジャムやコンポートにするとおいしく食べられます。
9. キウイフルーツ
キウイフルーツは、愛媛や福岡、和歌山など比較的温暖な地域で多く作られています。国産のキウイフルーツは、冬から出回り始めて、4月頃まで食べ頃が続き、そのあとニュージーランド産のキウイフルーツが旬を迎えます。オーソドックスな緑のものから黄色や赤っぽいものなど、種類もさまざまです。
買う時はキズがなく表面がキレイなものがオススメです。買ったときは硬くても、室温においておくと追熟して甘く柔らかくなります。軸とおしりの部分を挟むようにして持ち、柔らかくなっていたら食べ頃です。そのまま食べるか、スムージーに入れるのもオススメです。
10. イチゴ
春になると、イチゴを使った商品をよく見かけますね。イチゴフェアをやっている飲食店も増えています。イチゴは、品種がとても豊富なので旬の時期にも少しズレがありますが、冬から春の終わり頃まで出回り、3月から4月頃が一番おいしいと言われています。
イチゴを選ぶ際には、色にムラがなく、傷がないものを選びましょう。ヘタにも注目し、ピンと立っているものがより鮮度が高いものになります。傷みやすいので、冷蔵庫で保存してくださいね。そのまま食べたり、たくさんあるときはジャムやピューレにするものいいですね。
春が旬の野菜5選
11. スナップエンドウ
ここからは、春が旬の野菜をご紹介します。まずはスナップエンドウから。スナップエンドウは、アメリカが原産の「さやえんどう」の一種です。サヤごと食べられて、シャキシャキした食感と甘みが特徴。
選ぶときには、緑が鮮やかで、ハリのあるものがオススメです。しなしなのものは、鮮度が落ちているので避けてくださいね。豆がふくらみすぎているものは成長しすぎて硬くなっていることが多いので、こちらも避けた方が無難です。塩茹でしてサラダに加えたり、ポタージュで色味を最大限に活かしても素敵。
12. 新玉ねぎ
いつも食べている玉ねぎを、早めに収穫した「新玉ねぎ」。3月から4月頃に出荷されます。柔らかさと甘みの強さが特徴です。買うときには、傷が少なく重みのあるものを選んでくださいね。葉っぱがついているものは、青々と元気なものがオススメです。
新玉ねぎは傷みやすいので、野菜室で保管します。辛味の少なさとみずみずしさを活かし、スライスしてサラダに入れるとおいしく食べられます。加熱して甘みを引き出し、炒め物や煮物に加えるのもいいですね。
13. 芽キャベツ
芽キャベツは、冬から春にかけて旬を迎えます。高温と湿気に弱いため、夏場は栽培されません。アクがあるので、生のままよりも茹でてから調理するのがオススメです。小さいので重みを確認するのが難しいのですが、なるべくずっしりとしていて、緑の濃いものを選びます。
いろいろな調理方法がありますが、ポトフなどのスープに入れると甘みが引き出され、見た目のかわいらしさも活かせます。芽キャベツはフライや串揚げにしてもおいしいうえに、コロンとした見た目がインパクト大です。
14. ルッコラ
ルッコラは、ゴマのような香りと少しの辛味が特徴の葉野菜です。春と秋に旬を迎えます。葉っぱの色が濃いもののほうが香りが強く、淡いものはがマイルドなので、お好みでチョイスしてくださいね。どちらも、葉っぱが元気な方が鮮度は高くなります。
ルッコラは、生のままサラダに加えることが多い野菜です。生ハムとの相性がとてもよく、ピザのトッピングとしても活躍します。炒めたりお浸しにしても、また違った味わいでおいしいですよ。
15. レタス
主に長野県で生産されることの多いレタスも、春が旬です。通年見かける野菜ですが、旬の時期のレタスはみずみずしくておいしさが違います。買う時は、葉っぱが元気なものを選んでくださいね。重いものは水分量が多いのですが、ぴっちり重なっていて扱いづらいので、重すぎず軽すぎずがオススメです。
生のままサラダにして食べたり、炒め物やスープにしてもおいしく食べられます。出荷量の多い長野県ではお味噌汁の定番の具なんですよ。加熱調理する際は、最後にレタスを加えて、シャキシャキとした食感を残してくださいね。