「春」と聞くと、何を思い浮かべますか?お花見、入学式、ひな祭り、イチゴ狩り、たけのこなどたくさん浮かびますね。あたたかくなったら、外でバーベキューも楽しそうです♪今回は「春の食べ物」をピックアップします。合わせてレシピもチェックしましょう!
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春が旬のお魚5選
1. 金目鯛
まずは、魚からご紹介します。はじめは金目鯛。「鯛」とついていますが、実は「タイ科」ではなく「キンメダイ目」として独立しているんです。鮮やかな赤が目を引くのが、一番の特徴と言えます。大きな目玉が、光の加減で金色に見えることが、金目鯛と呼ばれる由来です。
金目鯛は、新鮮なものは刺身にして食べられますが、煮付けにして調理されることがほとんどです。選ぶときには、目に透明感があり、お腹の部分にハリがあるものをチョイスしてくださいね。
2. カンパチ
成長過程で呼ばれ方が違う「カンパチ」。地方によって呼ばれ方はさまざまですが、「ショッコ」「アカハナ」という時期を経て、80センチあたりから「カンパチ」と呼ばれるようになります。
カンパチは、刺身で食べることが多い赤身の魚です。旬のものはとても脂がのっていて、とろけるような甘みがあります。お寿司のネタとしても定番ですね。もちろん、焼き魚や煮付けにしてもおいしく食べられます。旬の時期のカンパチは、カマの塩焼きが特にオススメです。
3. カツオ
カツオは潮の流れに合わせて移動している魚で、1年で2回旬があります。3月頃に九州南部で獲れるようになり、ピークを迎えるのは5月に本州近海で獲れる頃です。秋ごろになると、今度は北海道南部あたりで獲れるようになり、日本を縦断するように泳ぎ進めるカツオ。
カツオは、タタキや刺身にして食べるのが一般的です。火を通すと、どうしてもパサついてしまうので、焼き魚や煮魚にはあまり向いていません。加熱調理をする場合は、フライがオススメです。お腹の部分の縞模様がはっきりとしていて、目が澄んでいるものが新鮮ですよ!
4. アサリ
アサリは、春と秋に産卵をするので、その直前の時期が一番肥えていて身がふっくらしています。3月から4月、9月から10月ごろが旬の時期です。アサリは、塩抜きすることはもちろんですが、塩水を吐き出させることもおいしく食べるために必要な工程です。水でよく洗ったアサリを、ザルにあげておくと塩水を吐き出します。
調理例としては、味噌汁やおすましは定番ですね。炊き込みご飯にしたり、ボンゴレやアクアパッツァなど、アサリからでる出汁も使って調理するものがほとんどです。アサリは、加熱しすぎると固くなってしまうので、最後に加えるか、火が通ったら一度取り出すなどしてくださいね。
5. ホタルイカ
小さいサイズが特徴のホタルイカ。春に産卵の時期を迎えるので、その直前が身が肥えて一番おいしいとされています。3月から4月頃が、最盛期です。ホタルイカは傷みやすいので、ボイルされた状態で売られているものがほとんどです。旬の時期には、生のものも手に入ることがありますが、漁獲地から遠くなるほどごくわずか。手に入ったらラッキーです♪
生のものに出会えたときは、透明感とツヤのあるものを選んでくださいね。ホタルイカは、寄生虫が生息している可能性があり危険なので必ず加熱して食べましょう。茹でて酢味噌和えにしたり、炒め物や沖漬けにしてもおいしく食べられます。
春が旬の果物5選
6. はるみ
ここからは果物です。まずは「清美」と「F2432デコポン」のかけ合わせ「はるみ」。2月から3月頃にかけて採れる、みかんよりもひと回り大きい柑橘です。はるみは、果肉がしっかりとしていて、プチプチとした食感が楽しめます。とてもジューシーなうえ、薄皮ごと食べられるのが特徴です。
はるみは、皮の色が濃いものを選んでくださいね。持った時にずっしりと重みを感じるものが、果汁を多く含んでいます。皮は手で簡単にむくことができますよ。ジューシーさを活かしてジュースにしたり、ケーキにトッピングにしたり、いろいろな食べ方が楽しめますね。
7. マンゴー
甘くてジューシーで、好きな方も多い「マンゴー」も春が旬とされています。フィリピン産やメキシコ産がよく見かける産地。日本国内でも生産されていて、宮崎県産のマンゴーは有名ですね。産地や種類にもよりますが、2月頃から出回り、夏の終わり頃までおいしく食べられます。
買うときのポイントは、全体が赤くなっていて、張りがあり柔らかすぎないものを選ぶこと。冷蔵庫で保存すると低温障害を起こしてしまうので、食べる直前に冷蔵庫に入れてくださいね。皮をむいてそのまま食べたり、プリンやアイスにするのがオススメです。