「漬物ステーキ」って名前だけでもかなりのパワーワードですが、漬物を焼いちゃうって、新鮮な感覚ですよね。岐阜県飛騨地方で古くから親しまれてきた漬物ステーキは、地元の居酒屋では定番メニューなんだとか。気になる味と作り方をご紹介します♪
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漬物を焼いちゃうの!?
ステーキと聞くと、サーロインステーキやハンバーグステーキなどお肉をイメージしますが、なんといま白菜の漬物を使った「漬物ステーキ」なる料理が注目を集めているんです。
岐阜県の熱愛フードとしてテレビで取り上げられたのをきっかけに、身近な食材でできることからチャレンジする方が急増中。
「漬物を炒めるって一体どういうこと!? 」ということで、気になるその作り方と味をご紹介します♪
「漬物ステーキ」とは…
漬物ステーキが生まれたのは滋賀県飛騨地方。昔から漬物を焼いて食べる習慣があり、寒い冬でも保存できる漬物が、生の野菜が取れない冬場の貴重な栄養源だったと言います。
冷え込んで凍ってしまった漬物を溶かすために、囲炉裏で焼いて溶かして食べたのが漬物ステーキのはじまり。さらに漬かりすぎた漬物をおいしく食べようという側面もあり、先人の知恵が詰まった料理なんですね。
いまでは、地元の居酒屋の定番メニューとして愛されています。
「漬物ステーキ」の作り方
作り方は驚くほど簡単!冷蔵庫に漬物があるかチェックしてください!
材料(1人分)
・卵……1個
・白菜の浅漬け……100g
・ごま油……小さじ2杯
・しょうゆ……小さじ1杯
・みりん……小さじ1杯
お好みで
・七味唐辛子
・かつお節
・マヨネーズなど
作り方
フライパンにごま油を入れ、白菜の浅漬けを炒めます。
火力が弱いと白菜がしんなりしてしまうので、中火から強火でサッと焦げ目がつくくらいまで炒めましょう。
ところどころ焦げ目が付いたら、しょうゆとみりんを入れて全体に炒め合わせます。
炒めた白菜をフライパンの中心に集めます。
ここまで来たら火力は中火に落としてください。
白菜のまわりに溶いた卵を流します。
卵を流したら、お好みの固さに焼けば完成です!
岐阜ではステーキをのせる鉄板で作るようですが、今回は直径約20cmのスキレットを使いました。あまり大きすぎると卵が薄くなるので、小ぶりのフライパンを使うといいかもしれません。
このままテーブルに出せば見た目も本格的ですし、なにより最後まで冷めずにおいしく食べられますよ♪
調理開始から3分ほどであっという間に完成!仕上げにお好みでかつお節と七味唐辛子を振ってくださいね。
むずかしい工程も一切なく、これならサッと作れておつまみにもぴったりです♪
しょうゆが焦げた香ばしい香りが、食欲を刺激してもう待ちきれません!熱いうちにさっそくいただきます。