“なんとなくしんどい”心を癒す1冊
④自信を持って会話するために
言語学者・作家の川添愛氏が今回取り上げたテーマは「わかってもらう」。上手く感情を表現できなかったり、相手に話をきいてもらえなかったりといった悩みに寄り添い、相手に自分をわかってもらうための一冊が完成しました。
日本人は世界から見ても「空気を読む」や「察する」といった非言語的コミュニケーションに長けているといわれています。だからこそ、相手がわかってくれないことにストレスを感じる方が多いのも事実です。本書を通して、相手に聞いてもらう、質問を理解してもらうといった「わかってもらう」ための表現方法を見つけてみませんか。
⑤生きづらさを抱える方に贈る一冊
漫画家・吉本ユータヌキ氏のエッセイは、父との葛藤やいじめ、自殺を考えた夜など、自身の原点を振り返る11の物語。過去の見方を変えられると気づいた著者の言葉は、生きづらさを抱える人にぜひ読んでほしい内容です。
もっと知りたい!残暑に深堀りを
⑥奥深い香水の世界へ
「100のことば」シリーズの1冊目“文房具”、2冊目の“ジュエリー”に続いて、発売されたのが“香水”です。好きな世界にゆっくりとひたり、理解を深めたいという方に向けて綴られているので、夏の終わりの読書にぴったり。
フランスで長く調香師として活躍する新間美也氏が、100のことばを切り口に香水の世界を案内してくれます。有名ブランド・メゾンの香水から香りを巡る歴史や人物、さらには調香師の仕事まで、さまざまな角度から香水を深堀りすることができます。
この本は、初めのページからでなく興味のあるところから読むことができるため、まとまった読書時間が取れないという方にも向いています。繊細で美しいイラストもたっぷりと描かれているので、目で楽しむこともできますよ。
普段から香水を愛している方だけではなく、歴史が好きな方や香水の瓶に惹かれる方まで幅広い方にとって響く一冊となってくれそうです。
⑦和紅茶ビギナーさんも楽しめる
“ヌン活”という言葉とともに、メディアでも注目されている“和光茶”。本書では、日本を代表する30茶園のおすすめ銘柄をピックアップし、味の特徴や、生産者へのインタビューといった和紅茶の魅力を余すことなくまとめています。