アーサナの動きを左右する重要なファクターが股関節の可動性。股関節の動きを追求するヤスシ先生考案のアプローチ法で、しなやかかつ伸びやかな股関節の動きを手に入れて!
ヨガジャーナル日本版編集部
脚を外へ開くためのワーク
太腿内側の内転筋やお尻の臀筋が硬く縮んでいると、脚を外側へ開く動きに制限がかかります。十分に伸ばすことで、力強い脚の開きが可能に。
パールシュヴァコーナーサナ/Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
ワーク1.両肘を使って筋肉を刺激
両肘と両膝で同時に押し合うポーズで、内転筋を刺激しながら脚を外へ開く動きを促しましょう。脚が開きにくい人は、ブロックを重ねて高い位置に座ると動きやすくなります。
HOW TO
スクワットの姿勢でしゃがみ、ブロックの上にお尻をのせて骨盤を安定させる。胸の前で合掌し、両肘で両膝を外側に押す。4呼吸
マラーサナ/Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
POINT:肘と膝をお互いにギューッと押し合うことで、股関節が外側へ開きやすくなる。膝と足先は同じ向きに揃えて
Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
ワーク2.足首をかけて臀筋を伸ばす
このワークでは中臀筋、小臀筋にアプローチ。腰を下ろしながら壁についた両手を上げていくことで、体側が伸び、姿勢が安定。お尻まわりの筋肉を効果的にほぐせます。
HOW TO
壁から50㎝ほど離れて立つ。膝を曲げ、右足を左膝上にのせて両手を壁に。腰を下げながら腕を上げていく。反対側も行う。4呼吸
エーカパーダウトゥカターサナ/Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
体が硬い人は優しいストレッチを続けて
上のポーズの軽減ポーズ。仰向けで膝を立て、両手を体の横に置く。右膝を曲げ、足首を左膝の上にのせる。ここまででもOK。
Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
余裕があれば、左足を床から上げる。両手で左脚の腿裏を持ち、上体に引き寄せ4呼吸キープ。反対側も。
Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
教えてくれたのは...ヤスシ先生
スタジオ・ヨギーのエグゼクティブ・ディレクター。日米を往復し、ヨガ指導者として後進の育成に務める。DVD『股関節を開くためのシークエンス~極楽鳥のポーズ~』の監修など、股関節にフォーカスした指導にも定評がある。