「極楽鳥のポーズ」といえば、股関節の可動域が求められる上級アーサナ。かつては「股関節が頑固に硬かった」というヤスシ先生に教わったほぐしワークと合わせて、極楽鳥のポーズ完成までのプロセスを追います。憧れポーズにチャレンジ!
ヨガジャーナル日本版編集部
極楽鳥のポーズとは
スヴァルガドヴィジャーサナ/Photo by Shoko Matsuhashi(PPI)
一本足で立ち、もう片方の足を引き上げるポーズ。股関節や内転筋の柔軟性が求められます。
股関節の可動域を広げるワークをチェック!
股関節の硬さをやわらげるには、まず全身の筋肉をゆるめることが大切。気持ちよくほぐれたら、 次に股関節まわりの筋肉を伸ばし、メインワークの動きを深める準備をしましょう。
ページまでのワークで股関節を無理なく動かせるようになったら、難度の高いポーズへ。完成形にこだわりすぎず、今の股関節の動きを確かめながらチャレンジしましょう。
まずはプレポーズから!股関節の可動域を広げるワークを生かして股間節の開きを促す
股関節の可動域が広がり、ハムストリングの柔軟性が増すと、体の横で脚を上げる動きがスムーズにできるようになります。骨盤を立たせ、お腹を引き上げながらポーズをキープ!
HOW TO
両足を揃えて立ち、右膝を曲げお腹に引き寄せる。右足の親指を右手の人差し指と中指でつかみ、前方へ脚を伸ばす。股関節を正面に向けたまま、右に脚を開く。
ウッティターハスタパーダングシュターサナ/Photo by Shoko Matsuhashi
体が硬い人はタオルやベルトを使ってみよう
膝を伸ばすのが難しい場合は膝を曲げ、足裏の母指球のあたりにタオルやベルトをかけ、上げられるところまで脚を上げて。
Photo by Shoko Matsuhashi
POINT:チャレンジポーズでは股関節とともに腹筋も大事。腹筋でお腹を引き上げられるようになると、バランスを保ちやすくなります。
極楽鳥のポーズにチャレンジしよう!股関節をフル稼働し憧れポーズを決める!
これまでのワークを総括する極楽鳥のポーズ。特にカギとなるのは、脚を外に回す動きです。股関節とともに、ハムストリングの柔軟性が高まると、脚がスッと上がりやすくなります。
HOW TO
①腰幅よりやや広めに脚を開いて立ち、前屈。膝を軽く曲げ、右手を脚の間から通し、背中に回した左手と握手。