一度に使う量がそれほど多くないため、中途半端に余ってしまう油揚げ。そのまま冷蔵庫で保存しておくとすぐに傷んでしまいますよね。実は油揚げは冷凍保存がおすすめなのです。今回は冷凍保存時のポイントと、おすすめレシピをご紹介します。
ちあき
意外と使い切れない油揚げ
味噌汁や煮びたしなど、さまざまな料理に使うことができて便利な油揚げですが、冷蔵の状態だと3日と持たない、賞味期限が非常に短い食品です。
多いものだと1パックに5~6枚入っていることもあり、ひとり暮らしの方や家族が少ない家庭では、どうしても余ってしまいますよね。
そんなときは、冷凍保存しておくことをおすすめします。冷凍してしまうと油揚げの食感が悪くなってしまうのでは?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。正しい冷凍保存の方法とコツを覚えて、油揚げをムダなく使いましょう。
油揚げは意外に冷凍保存が適している!?
意外に感じる方もいるかもしれませんが、油揚げはむしろ冷凍保存に適した食材です。冷蔵庫に入れたままだとすぐにしんなりとして傷んでしまう油揚げですが、冷凍することで菌の繁殖を防ぐことができます。また、油揚げの場合は冷凍しても食感が損なわれません。
冷凍することで使うたびに油揚げを買う必要もなく、経済的にもメリットがあります。最近では、はじめから冷凍状態で販売されている油揚げもあるそうですよ。
それでは、冷凍保存する際、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
油揚げの冷凍保存の仕方
用意するもの
・油揚げ
・保存用袋
・熱湯(長期保存の場合のみ)
・キッチンペーパー(長期保存の場合のみ)
短期間保存の場合
1. 油揚げを使いやすい大きさに切る。
2. 調理時に使う1回分ごとにラップで包み、できるだけ平らにしておく。※平らにすることによって急速冷凍が可能になります。
3. 保存袋に入れ、空気を抜いた状態で密閉し、日付を書いて冷凍庫で保存する。
長期間保存の場合
1. 熱湯をかけて油揚げの油抜きをする。
2. あら熱が取れたらキッチンペーパーなどで押さえてしっかりと水分を抜く。
3. 使いやすい大きさにカットし、あとは短期間保存の場合と同様の手順で保存する。
油揚げを冷凍するときの注意点
ひと手間加えるだけで保存期間が長くなり、急遽もうひと品何か作りたいというときにも役立つ冷凍油揚げ。ですが、解凍後もおいしさをキープしたままいただけるようにするにはいくつか注意点があります。
しっかりと水分を抜く
冷凍しても味や食感が損なわれくい油揚げですが、油抜きをした際に水分が残っていると劣化してしまい、解凍した際にもとのような風味が感じられなくなってしまいます。
ひと手間かかってしまいますが、よりおいしく、そして長く油揚げをいただくためにも、油抜き後はキッチンペーパーなどでしっかりと水気を切ってから冷凍するようにしましょう。
ニオイが気になる場合は油抜きをする
油揚げはとても繊細な食品なので、開封してまだ時間が経っていなくてもなんだか油臭く感じられることがあります。
その状態のまま、残っている油揚げを冷凍してしまうと、酸化が進み始めた油揚げを冷凍してしまうことになりますので、ニオイが気になる場合は必ず油抜きしてから冷凍するようにしましょう。もちろん、水分を取ることも忘れないでくださいね。