人参の栄養は加熱によって変わる?
にんじんにはβ-カロテンやカリウムなど熱に強い栄養成分が多いですが、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、熱に弱く加熱することで壊れてしまいます。
そのため、にんじんを調理する際には、栄養素を逃さないような調理の工夫をすることが大切です。
生で食べる場合と加熱する場合のポイント
βーカロテンは脂溶性なので油と一緒に摂ることで、体内に吸収されやすくなります。生で食べる場合はオリーブオイルやドレッシングと一緒に、加熱するときも油を使って炒めることで、効率よく摂ることができます。(※5,8)
ゆでる場合のポイント
カリウムなどのミネラルやビタミンB・Cなどの水溶性の栄養素は、ゆでたり煮たりする時間が長いほど、ゆで水に流出してしまいます。
これらの栄養を逃がさず上手に摂るには、電子レンジで加熱する、スープなど汁ごと食べられるメニューにするのがおすすめです。(7,8)
管理栄養士おすすめのにんじんを使ったレシピ5選
1.にんじんスライスのグラッセ
甘くて何度も作りたくなるにんじんのグラッセの時短レシピ♪にんじんを薄くスライスするので、電子レンジで簡単!箸休めやお弁当に入れたりと使い勝手のよいレシピです。
2.ニンジンしりしり
にんじんといったらの定番レシピ♪ ツナとカツオ節のうま味でにんじんがもりもり食べられます。食べやすい味なので小さいお子様にもおすすめ。
3.レンジでパパッと!にんじんのごま味噌和え
にんじんをまるごと1本使って、すりごまたっぷりのお味噌で和えた香ばしいひと品です。火を使わずレンジ調理で完結するので簡単!お弁当のおかずとしても重宝しますよ♪
4.絶品!基本のほうれん草とにんじんの白和え
豆腐とごまをすり合わせて作った和え衣でさまざまな具材を和えたシンプルな白和え。
ごまの風味とやさしい味わいが口いっぱいに広がります♪和食の基本としてぜひ覚えておきたいですね。
5.断面に注目!にんじんとオクラのカラフル肉巻き
薄切りにしたにんじんとオクラを豚ロース肉で巻き、にんにくが香る甘辛いタレを絡めたレシピ。
切った断面からのぞくオクラの星型と色味が、とてもかわいらしい作り置きおかずです♪