カクテルと聞くとおしゃれなお酒のイメージがあり、飲みたいけれど、どんな種類があるか、どのように注文していいのか分からない人もいると思います。この記事では、初心者さんにもわかりやすい代表的なカクテルの種類やベースのお酒を解説していくので参考にしてください。
カクテルってどんなドリンク?
センスのいいバーで飲むカクテルにうっとりすることありませんか?しかし、注文するにもカクテルって一体どんな飲み物なのか、普段から飲むものでもなく何を頼んだらいいのか?わかりにくいですよね。
そもそもカクテルとは、ベースになるお酒に果汁やジュース、いろんな種類のお酒を混ぜた混成酒のことです。
ベースになるお酒の味が新しい味に生まれ変わり、甘くて飲みやすいものから、ピリッとしたもの、香り豊かなもの、アルコール度数の高いもの、冷たいもや温かいものまでバラエティーに豊富です。
カクテルの種類
ロングカクテル
ロングカクテルと聞くと、細長いグラスに入ったカクテルと思われがちなのですが違うんです!
実は、ロングカクテルとショートカクテルの違いはブロックの氷が入っているか、入ってないかです。ロンググラスのなかでカラりと音を立てる氷も雰囲気を作ってくれますね。
ロングカクテルとは、氷が入り時間が経っても温度がキープできるタイプです。ベースになるお酒を炭酸などで割って作るもので、アルコール度数も低くなるので女性も飲みやすいのではないでしょうか。
時間をかけて飲めるロングカクテルだとしても、氷が溶ける前には飲み干してくださいね。
ショートカクテル
氷が入っているのがロングカクテルならば、氷が入っていないのがショートカクテルです。ショートカクテルは、小ぶりな逆三角形型に代表されるカクテルグラスに入っています。
氷が入っていないので、ぬるくなる前には飲み終えくださいね。ぬるくなったカクテルはせっかくのおいしさが半減してしまいます。また、炭酸などで割ることもないのでアルコール度数も比較的高めです。アルコールに弱い人はロングカクテルをおすすめします。
ただ、バーテンさんに「アルコール度数低めでショートカクテルをお願いします」と伝えればオリジナルのカクテルを作ってくれる場合がありますよ。
ベースの種類
世界4大スピリッツと呼ばれるジン、ウォッカ、ラム酒、テキーラは、カクテルになくてはならないベースのお酒です。どんなお酒なのか、どんなカクテルを作ることができるのか解説していきますね。
ジン
ジンは、カクテルでも大人気のお酒です。大麦、じゃがいも、ライ麦で作られる蒸留酒。アルコール度数も高く香りも華やか!ジンやウォッカはスピリッツとも呼ばれているんですよ。
ジンは、「オランダで生まれ、イギリスで洗練され、アメリカが栄光を与えた」ともいわれています。
オランダで薬用酒として作られ、イギリスに渡り香り高いボタニカルなお酒となり、アメリカでカクテルのベースとして大人気になったお酒です。
植民地時代のイギリス、トニックウォーターにジンを入れたらすごく飲みやすくておいしかった!これがジン・トニックが生まれた瞬間です。
ジンとトニックウォーターだけの本当にシンプルなレシピです。シンプルなのですが、作り手さんによりトニックの銘柄やトッピングが変わり、味わいや香りが異なる奥深いカクテルともいわれています。
ショートタイプで甘く飲みやすいギムレット。レシピは、ジンとライムジュースとシンプルです。甘すぎず爽やかな味わい。女性にも人気があるのでご存知の方も多いと思われます。
ライムジュースの銘柄や味によりガラッと印象が変わるところが面白いカクテルです。ただ、おいしいのですがアルコール度数も高めなので飲み過ぎには注意してください。
カクテルの王様、カクテルの帝王、カクテルの傑作とも呼ばれるマティーニ。世界的にも有名なカクテルです。
実は、マティーニって最初は甘口だったんですよ、時代と共に辛口に変化したマティーニ。トッピングのオリーブは辛口、甘口だとチェリーが使われています。
シンガポールの夕焼けをイメージして作られたシンガポールスリングは、ロングタイプのカクテルになります。
リンゴ、レモン、レッド・チェリーが飾られることが多く、砂糖も若干入っているので甘口だと思われるのですが、どちらかというと、中辛から辛口のお酒です。
さっぱりした味わいのトム・コリンズは食前酒としても人気があります。カクテルの材料も特別なものがないので家でも簡単に作ることができますよ。ちなみに、トム・コリンズは、ジン・フィズと同じ作り方に同じ材料で作られています。