季節を問わず食べられるじゃがいも。最近は品種が増えておいしさもアップしています。ホクホクの食感のものや、ねっとりするものなど料理によって使い分けることもできます。シンプルな味付けで素材の旨みを楽しめるので、ごはんやパンに代わる主食として注目されています。
じゃがいもは主食に最適!
イギリスやドイツ、北欧では、パンのように料理と一緒にじゃがいもを食べます。特にドイツにおけるじゃがいもは、日本の白米と同じような存在で、塩ゆで(または蒸す)が基本。
肉や魚料理の付け合わせにしたら、余りは冷蔵庫にひと晩おいて水分をとばし、料理にも活用します。実は日本でも昭和初期(戦後)にじゃがいもは、主食の代わりになるほど貴重な食べ物だったんです。
カロリーと栄養素を比較
カロリーや糖質を比較すると、白米が168kcal(糖質31g)に対して、じゃがいもは76kcal(糖質17g)です。栄養価で比較してみると、じゃがいもにはビタミンCが多く含まれ、熱に強いので加熱する料理に向いています。
対して白米は、じゃがいもよりもたんぱく質やアミノ酸が多く繊維質が少ないので、消化に良いと言われています。総合的にカロリーや栄養バランスを見るとじゃがいもがダイエットにも効果的で、栄養バランスも整っているので、主食としておすすめなんです。
【ゆでる・煮る】じゃがいもの主食レシピ5選
1. ホットマッシュポテト
マッシュポテトはお肉料理や魚料理の付け合わせのイメージがありますが、ドイツや北欧の国々では主食として食べられています。熱々のじゃがいもをつぶして粉チーズを混ぜ込めば、コクのあるマッシュポテトに。アーモンドスライスとドライパセリをトッピングして召し上がれ。
2. じゃがいもでカルボナーラ
じゃがいもで作るカルボナーラは、パスタよりもボリューム満点。簡単にできて、しかもおいしい!卵黄と粉チーズがよくからんで、濃厚な味わいになります。長ネギを玉ねぎに代えても、おいしいですよ。白ワインのおつまみにおすすめです。
3. もちもちじゃがいものポンデケージョ
じゃがいもをつぶして生地にねりこめば、もちもち食感のポンデケージョができあがります。ベーキングパウダーを使うので、発酵する必要もありません。チーズのきいたポンデケージョは、パン代わりの主食にも、そのままお子さんのおやつにもおすすめです。
4. じゃがバター、カレー風味
ホクホクに蒸したじゃがいもは、シンプルに塩とバターでも十分においしい!でももうひと手間かけて、バターにカレー粉・塩・コンソメを混ぜて熱々のじゃがいもにのせてみましょう。これは文句なしのおいしさです。カレー味のアクセントが、お夜食にもピッタリです。
5. バジルチーズのニョッキ、塩麹のラタトゥイユ添え
ニョッキといえば、じゃがいもと小麦粉で作る代表的なイタリア料理。ツルンとした舌触りなのに、かむとモチモチした独特な食感が楽しめます。合わせるソースのバリエーションも豊富なので、一度にたくさん作って冷凍しておくと便利ですよ。
【炒める・焼く】じゃがいもの主食レシピ6選
6. じゃがいものパンケーキ
パンケーキの生地にすりおろしたじゃがいもをくわえると、甘さ控えめの主食にもなるパンケーキの完成です。ハムや卵料理と一緒に、朝ごはんにいかがでしょう。バターとはちみつを添えれば、お子さんがよろこぶおやつにもなります。