8.【せいろ】照宝
これもだいぶ前に買ったんですが、茶碗蒸しやあん肝を作るときは便利ですね。あと野菜に火を通す場合、茹でるより蒸すことが多いですね。水蒸気って熱湯よりも高い温度なので、熱の入りも早いんです。
ちなみにわたしが小さい頃、よく母が固くなった玄米パンを蒸し器で蒸して出してくれたんですよね。ふわふわだよって。たしかにふんわりとした食感に生まれ変わって、本当においしかった。今でもたまに、中華まんやパンの蒸し直しで使っていますね。おすすめの食べ方ですよ。
9.【卵焼き器】吉祥寺「SOCO」で購入したもの
吉祥寺にある雑貨店「SOCO(ソウコ)」は、調理道具の取り扱いが豊富。よく足を運んでいて、この卵焼き器もそちらで購入しました。テフロン加工の卵焼き器を使ったこともありますが、出来上がりが全然違います。熱伝導がよいので、卵を流してもふんわり仕上がるんです。これも洗うときは水とスポンジだけ。油がなじむと火の入りがよくなりますよ。育てていきたいアイテムのひとつです。
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使いやすいほど、歴史が深くなる。
作り手が手仕事でつくった逸品や、研究を重ねてつくられた機能美を有したものは、使い手の実用性を追求した製品といえます。手になじみやすいからこそ愛着が生まれ、扱いも丁寧になりますよね。
「物持ちがよくない」「買ったばかりの品でもすぐダメにしてしまう」という人こそ、自宅にある歴史の長いアイテムを眺めてみると、長く使える調理器具に出会うヒントが隠されているかもしれません。
文・構成/山川俊行・写真/田上大輝(macaroni編集部)