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卵はスーパーだと常温保存!自宅で冷蔵庫に入れる必要ってない?

レシピ

卵って販売時は常温で陳列されていますよね。では、皆さんは自宅でどのように卵を保存されてますか。おそらく大半の方が冷蔵保存と答えるのではないでしょうか。この差ってなんでしょうか?今回は、卵の保存に関する疑問についてまとめてみました。

ちあき

卵は冷蔵庫に入れなくてもよい!?

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日々の食生活に欠かせない卵。栄養価も高く、朝食からお弁当、お菓子作りまで……毎日何かしら卵を使ったものを口にしているという方も多いのではないでしょうか。

そんな卵ですが、スーパーなどで常温で販売されているのを疑問に思ったことはありませんか?その理由については、以下で詳しくご説明しますが、卵は季節を問わず常温での保存が可能です。直射日光を避ける、風通しのよい場所で保管するなどいくつか条件はありますが、そこさえクリアできれば常温保存もできるんです。

しかしながら、購入後自宅で卵を保管する際は、大半の方が冷蔵庫で保管されているのではないでしょうか。販売されている時は常温なのになぜ?今回は、そんな卵の保管時の疑問についてお答えします。

常温で売られている理由

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そもそも、なぜ卵は常温で販売されているのでしょうか。一見すると、乳製品に次いで、冷蔵保存がマストといったイメージがある卵。常温で保存しておいても問題ないのでしょうか。

卵がスーパーなどで常温で販売されている理由は、結露による傷みを防ぐためです。本来、卵は非常にデリケートな食材です。

卵には、気孔といって、呼吸するための小さな穴がいくつも空いています。気温や湿度の差が激しく、結露が卵の表面についてしまうと、雑菌が気孔を通じて卵の中に入り込んでしまう可能性があります。そうなると、卵が傷みやすくなってしまうのです。少しでもこの気温差・湿度差をなくすため、常温で販売されていることが多いのだそうです。

冷蔵庫で売られていたら

卵は販売時、常温で陳列されているのが普通です。とはいえ、やはり夏場だったり、出荷から流通までの経緯が分からなかったりすると、販売の段階から冷蔵されていた方がなんとなく安心ですよね。

最近では、少しでも良いものを販売するため、流通から販売まで一貫して冷蔵で管理されている卵も増えてきているのだとか。もし、販売の段階から冷蔵コーナーで販売されている卵を購入した際は、常温販売されている卵以上に温度変化に気をつけ、帰宅後はすぐに冷蔵庫で保管しましょう。

自宅でも常温保存?

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販売時は常温で置かれていることが多い卵ですが、購入後も自宅で常温保存しているという方はほぼいらっしゃらないのではないでしょうか。次に、常温での賞味期限の目安についてご説明します。

常温での賞味期限目安

卵の販売については、常温でも冷蔵でもどちらでも構わないことが分かりました。大切なのは、「温度変化に気を付ける」ことだったのですね。

ですが、購入後はほとんどの方が冷蔵保存します。冷蔵庫で保存した際は、パックに記載されている賞味期限を守っている方が多いと思いますが、常温で保存する場合はどうなのでしょうか。

季節により異なりますが、具体的には下記期間が目安とされています。

・12~3月(10℃以下の状態)・・・2か月間
・4~6月、10~12月(20~23℃前後)・・・3週間
・7~9月(25℃以上)・・・2週間

ただし、これは産卵後からの目安とされています。パック後の場合は、年間を通して2週間と定めている業者が多いようなので、この期間を目安にした方がよいですね。

卵の保存は基本的には冷蔵での保存がのぞましいとされています。冷蔵庫のスペースがないなど、やむをえず常温で保存する場合は、卵かけごはんなどの生食を避け、必ず中までしっかりと火を通してから食べるようにしましょう。

卵を正しく保存しよう

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roomclip.jp

卵は冷蔵保存が適しているということは分かりましたが、皆さんは冷蔵庫でどのように保存していますか。おそらく、大半の方が扉のドアポケットとこたえるのではないでしょうか。ですが、その方法、実は間違っているかも?次に、正しい卵の保存方法をご紹介します。

ドアポケットでは保存しない

卵のための場所なのに何で?と思われる方も多いかもしれませんが、ドアポケットでの保管は正直あまりおすすめできません。

冷蔵庫の扉を開閉する際、振動が加わり、卵にひびが入ってしまう可能性があるからです。また、扉付近は冷蔵庫の奥と比べると温度変化も激しくなります。これらは菌が繁殖する原因にもなりうるため、ドアポケットでの保管はやめておきましょう。

卵専用フォルダーは利用しないで!

卵入れがドアポケット付近にある場合は、扉の開閉によって温度変化が起こりやすいことや、衝撃により殻にひびが入りやすいとお伝えしました。

しかし、卵入れがドアポケット付近以外のところにある場合も、卵専用フォルダを使うことはあまりおすすめできません。と言うのも、卵専用フォルダを利用する場合、おのずと卵をパックから出さなければならず、卵がむき出しの状態になってしまうからです。

そうなると、衝撃を受けやすくなったり、気孔から細菌が侵入しやすくなってしまいます。卵は、購入してきたパックに入れた状態で保存するようにしましょう。

卵の尖った方は下にして保存

卵をより長持ちさせる保存方法としては、とがった方を下に向けて保存することが大切です。

卵には、気屋と呼ばれる呼吸するための部屋があります。古くなり黄身が浮かんでしまっても、この気屋の存在によって、黄身と殻が当たらないため、長持ちさせられるのです。

また、卵には、1万個以上の小さな気孔があります。この気孔は外の空気を吸収しているため、ニオイの強いもののそばに保管しておくのはやめましょう。

また冷蔵保存する際、まれに水で洗ってから保存する方もいるようですが、洗い流した際の水が気孔から卵の内部に入り込み、細菌を繁殖させてしまう原因にもなります。卵は洗わずに、あくまでも買ってきた状態のまま冷蔵庫で保存しましょう。

新鮮な卵を選ぶには?

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卵の保存方法についてご紹介しました。ですが、いくら適切な方法で保存しても、購入してきた時点で新鮮でなければ、きちんと保存しても意味がありません。次に、新鮮な卵の選び方をご紹介します。

表面がザラザラしているもの

意外と思われる方も多いかもしれませんが、卵は表面がツルツルしているものよりも、ザラザラしているものの方が新鮮です。実際に触れない場合は、パックの上から表面の状態をチェックしてみましょう。

表面がぴかぴかと光沢がある場合は、古くなっている可能性があります。よりマットなものを選ぶようにしましょう。

少し透明がかっているもの

卵を照明などに充てた際、透明がかっており、中がうっすらと見えるようなものは新鮮な証とされています。スーパーなどで販売されている卵はある程度の個数をまとめてパッケージされているため、ひとつひとつの卵を透かして見ることは難しいかもしれませんが、ぜひ購入時の参考にしてみてくださいね。

水に浮かべた時に沈むもの

この方法をスーパーなどで売っている卵に活用することは難しいですが、水に浮かべた際に沈むものは中身がしっかりとしており、新鮮な証拠です。 古くなればなるほどぷかぷかと浮かんできますので、目安にしてみてくださいね。

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