ピーマンは切り方で苦みや食感が変わるって、知っていましたか?今回は、意外と知られていないピーマンの切り方について詳しく解説します!切り方の種類によって適した料理もご紹介しているので、ぜひ今後の参考にしてみてくださいね♪
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ピーマンは切り方で苦味や食感が変化する⁉
繊維を断つ切り方
そもそもピーマンは縦に繊維が入っており、繊維に対して垂直に切る方法には代表的なもので「輪切り」や繊維を断つ「細切り」などがあります。繊維を断つような切り方をすると、縦に入っているピーマンの細胞が傷つくことによって苦みがより強くなります。
また、繊維を断つ切り方をすることによって細胞が傷つき火が通りやすくなることから、食感は柔らかくなります。
繊維に沿った切り方
ピーマンを繊維に沿って切る方法には、代表的なもので縦方向に切る「細切り」があります。ピーマンは縦に繊維が入っていることから、繊維に沿って切ることで細胞が傷つきにくくなるので苦みを最低限に抑えることができます。
また、繊維に沿った切り方は細胞が傷つかないので口に繊維が残りやすく、加熱してもシャキシャキとした食感を保つことができますよ。
ピーマンの種の取り方
ピーマンを切る前に、まずは種の取り方からマスターしましょう!種の取り方にもいろいろありますが、今回は包丁を使って簡単に種を取り除く方法をご紹介します。コツを掴めば種がバラバラになることもなく、キレイに外れるのでとても気持ちいいですよ♪
手順
あらかじめ表面を水で洗ったピーマンを用意し、ヘタを包丁で切り落とします。ヘタから3~4mm離れた部分をカットすると、ムダが少なくキレイに切ることができます。
ピーマンの切り口を見ると、種とピーマンが繋がっている部分が3~4か所あります。その繋がっている部分に、包丁で2cmほど切り込みを入れていきます。
包丁で切り込みを入れたら、種の部分を手でつまんで外に引っ張り出します。種を外すときに、ねじるようにして回転を加えながら外すとうまく取り出すことができます。
使いやすいように半分に切ればOKです!輪切りをする場合は、半分に切らずにそのまま使用してください。中に種が残ってしまった場合は、水で洗い流しながら指でこすると簡単に取り除くことができます。
切り方1「細切り(千切り)」
ピーマンの細切りはいろいろな料理に使うことができる切り方です。繊維を断つ場合と繊維に沿う場合で味わいや食感が変わってくるので使い分けると、料理をさらにおいしく仕上げることができます。
繊維に沿う細切りは、苦みが少ないのでサラダやおひたしに◎。繊維を断つ細切りは、シャキシャキとした食感が特徴なのでチンジャオロースや炒め物などの料理に向いています。
手順(繊維に沿う場合)
半分に切ったピーマンを縦に置き、3~4mm程度の幅に細く切ります。ピーマンが浮いて切りにくい場合は、手のひらで上から強めに押さえて平たくしておくと切りやすくなります。
手順(繊維を断つ場合)
繊維を断つ場合は、半分に切ったピーマンを横向きに置いて3~4mm程度の幅に細く切っていきます。軽く力を抜きながら包丁を動かすとスムーズに切ることができます。
切り方2「乱切り」
ピーマンの乱切りは形が不揃いなので、シャキシャキとした食感をより強く感じることができる切り方です。一般的に、酢豚や回鍋肉などの料理に向いている切り方です。
炒めたり濃いめの味付けをしてもピーマンの風味や歯ざわりが消えないことからよく中華料理に用いられています。