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お口でほろりに感動…!プロが教える「ほぐれおにぎり」の握り方

レシピ

しっかりとした固さがあって、お口のなかでほろりとほぐれる……。そんな理想のおにぎりをケータリングで提供し続けているお米クリエイティブ集団「ごはんとおとも」のおふたりに、彼ら自慢のふわっふわに握る究極「ほぐれおにぎり」の作り方を教わりました。

macaroni編集部

9. ギュッと握れば台無しに!3回で三角形に

Photo by macaroni
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ここからついにおにぎりを握る作業です。どういうコツを押さえれば、お口のなかでほろりとほぐれるおにぎりになるのでしょうか。

「丸い状態のおにぎりの底に左手をあて、右手の人差し指、中指、薬指をくの字に曲げてお米を軽く圧し込む。こうすることで山をつくります。形を整えることを意識して、絶対ギュッとは握らないでください」

Photo by macaroni
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「お米を回しながらこの作業を続け、三角形に整えます。必要以上に繰り返すとお米とお米の隙間が詰まって固いおにぎりになってしまうので、それぞれの角に各1回、計3回で終えること」

さらに、「ガチガチの三角にする必要はありません。丸みが残っているくらいで十分です」と橋本さん。理由は簡単で、少し丸みを残したおにぎりのほうがほぐれ具合が良く、見た目にもおいしそうだから!

適度に形が整ったら、次の作業です。

10. 海苔のパリッを楽しんでもらえる巻き方を

Photo by macaroni
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では、海苔を巻いていきましょう。橋本さんによると、ごはんとおとものほぐれおにぎりは「全部は巻かない」んだとか。

「冷めてもおいしいおにぎりをつくるなら、おにぎりを海苔で包みこんでしまった方がしっとりとしておいしくなるんですが、ボクらのおにぎりはそうではないので。握ってすぐに食べてもらうのであれば、海苔のパリッとした食感をより強く楽しめるボクらの巻き方のほうがいいと思います」

ちなみに、おにぎり1つに使う海苔の大きさは、「全型の海苔を3等分したくらい」。具体的な大きさについては上の画像を参考にしてください。

Photo by macaroni
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海苔をのせるときは、「片手に海苔を広げ、空いた手でその真ん中に置くようにしています」(橋本さん)。あとはおにぎりの側面に海苔をつければOK。作業的にはとても簡単。悩むようなところはありません。

Photo by macaroni
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そうして海苔を巻いた状態がこちら。おにぎりにふんわりと張り付いた海苔、たしかにパリッとしていますね。

11. おにぎりの頭に具材をのせてできあがり

Photo by macaroni
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仕上げに、具材をおにぎりの頭にのせます。橋本さんに理由を訊くと、「なかの具材がひと目でわかりますし、こうしておけばひと口目からしっかり具材が口に入っておいしいじゃないですか。たとえば鮭おにぎりを注文した人がそれを食べるとき、頭のなかは鮭とお米の甘さのことでいっぱいだと思うんですね。握り手として、その期待感にいち早く応えられるものをつくりたいというか……これ、伝わりますかね(笑)」とのこと。

Photo by macaroni
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そうしてできあがったのがこのおにぎり。なかの具材は鮭明太です。

さっそく試食をしてみると、海苔がパリッと音を立てるや否や、口に入れたお米の塊がほろりとほぐれ、お米の甘みが口いっぱいに広がりました。塩加減はもちろん、具材の量とお米のバランスも申し分なし。噛みしめるほど沁みる旨みに、試食をした全員が知らず笑顔になっていました。握りたてだったこともあり、その味わいはまさに格別!究極のほぐれおにぎり、本当においしゅうございました……。

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