懐かしくておいしい「大学芋」
密かなブームになるかも
テレビ番組『マツコの知らない世界』にて、「大学芋」が特集されました。どこか懐かしくて優しい甘さは、誰もが好きな味ですよね。そんな大学芋について番組でナビゲートしていたのが、大学芋愛協会会長の奥野靖子さんです。
大学芋愛協会って?
「大学芋愛協会」というのは、大学芋のおいしさを伝えて、専門店を紹介し、大学芋のファンを増やすことを目的としている団体です。2012年に発足してから、現在では会員数が100人を超えています。
奥野靖子さんはそんな大学芋愛協会の会長。10年間毎日食べ続けたほど大学芋が大好きなんだとか。現在は市販のお菓子でさつまいも味ではなく「大学芋味」が登場するなど、少しずつ魅力が浸透しているのではと考えているそうです。
「大学芋」 の魅力を知ろう♡
番組では、さらに大学芋好きを増やして、ブームを巻き起こすべく魅力を伝えていました。そんな大学芋の基礎知識からおいしい大学芋のお店や商品、家で作れる簡単なレシピをご紹介します。
大学芋はいろんな種類に分けられる
かかっている「ベール」は3種類
大学芋は地域によって、形や味が微妙に違うのだそうです。まずは外側の甘いベール。大きく3種類に分けられるそうです。
1.蜜 とろとろ・液状 関東に多い
2.飴 パリッパリ 中部以南に多い
3.雪 シャリシャリ 東北以北の専門店に多い
関東ではとろとろの蜜でコーティングされたものが多いです。西の方では、外側がパリパリに固まった飴タイプ。北日本の専門店では、ちょっと珍しい雪のような白いシャリシャリとしたコーティングがあるそうです。
「形」は4種類
大学芋の形も地域によって違いがあります。関東では、皮を剥いて丸く切った「1.丸型」、ザクザク切った「2.乱切り型」、見栄えの良い「3.輪切り型」などがあります。
関西では細長い「4.スティック型」が多いそうです。このベール×形にはさまざまな組み合わせがあり、違いによって味わいも変わるので、ベールや形に注目しながら食べてみてはいかがでしょうか。
食べてみたい!専門店の大学芋5選
①合格屋「合格いも」@東京都板橋区
oto1017
東京都板橋区にある合格屋の「合格いも」。とろとろの蜜に乱切り型で、黒いごまがかかっています。よく見ると、角の部分がほんのり濃くなっています。ここに蜜が集まっているので、角から食べるとおいしいのだとか。
n.takedacycle
この大学芋の魅力は“蜜”。特に注目して欲しいのが2口目。噛むとじゅわっと中から蜜があふれ出します。蜜にじっくり漬け込むことで、中までしっかり染みこんでいます。
naomi_imai
■店舗情報
住所:東京都板橋区板橋1-54-6
電話番号:03-5944-5151
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜日(1~3月の受験シーズンは無休)
②おいもやさん興伸「さつま」@東京都台東区
東京都台東区にあるおいもやさん興伸の「大学いも さつま」。とろとろの蜜に丸型の大学芋です。大根の煮物くらいサイズが大きいのですが、しっかり面取りしているので上品な口当たりとなっています。
甘みがあり、ソフトな食感が特徴。買うときには蜜をたっぷり入れてもらえます。この蜜が好評で、別売りするほどの人気なのだとか。蜜をトーストにつけたり、ヨーグルトに入れるのもおいしいと評判になっています。
写真・動画の投稿が
削除された可能性があります。
おいもやさん興伸は台東区を始め、巣鴨や北千住駅前通など複数の店舗があります。また、大学芋はオンラインショップでも買えるので、なかなか足を運べないという方はネットで購入してはいかがでしょうか。