少しずつ気温が上がり、お出かけが楽しくなる季節。買い物かごを腕にひっかけて築地へ出かけてみませんか?築地マニアの料理家・橋本彩子さんの案内で今回向かったのは、築地で一番有名なお肉屋さん!一押しだというお肉を買って、とびきり簡単でおいしい料理をつくってみました。
macaroni編集部
春の築地でおいしい豚肉をお買い物!
手がかじかむような寒さの日々もひと段落し、春物に腕をとおすのが待ち遠しい季節の到来。散策ついでのショッピングが楽しくなるこれからの時期は、買い物かごひとつをもって築地へ出かけるのもすてきな休日の過ごし方です。
毎回1軒、築地場外市場の隠れた名店、ディープなスポットをご紹介するこの企画。今回足を運んだのは、知る人ぞ知る……ではなく、築地をちょっと知ってる人ならご存知かも……?という有名店でした。
築地で一番有名なお肉屋さん!「近江屋牛肉店」
築地のお肉屋さんといえばまっ先に名前が上がるこのお店。案内をしてくれたのは、これまでの2回と同じく築地マニアで料理家の橋本彩子さんです。ふだんから懇意にしているそうで、お肉が入り用なときにはちょくちょく足を運んでいるんですって。
おとりよせの口コミポータルサイトで賞をもらうほど人気が高い「特製やきぶた」が有名なんですが、ショーケースに並んだお肉はさらに魅力的。
ざっと見渡しただけでも、近江牛に国産牛のシャトーブリアン、イベリコ豚に赤城ポークの各部位など、銘柄牛や銘柄豚の高品質なお肉がずらりと並んでいます。どれもこれもがおいしそうで、なにを買おうか悩んでしまいますが、そんなときはお店の方に相談すれば大丈夫。検討している料理に合うのはどのお肉か、どれくらいの量が必要か、などアドバイスをもらえますし、必要な分だけ量り売りしてもらえます。
この日はタイミングよく三代目の寺出昌弘代表が店頭にいて、橋本さんと世間話に花を咲かせつつ、一押しだというお肉を選んでくれました。近江屋牛肉店がどういうお店で、どんなお肉を買ったのか……、以下の動画でぜひ確認してください!
店舗概要
近江屋牛肉店
住所:東京都中央区築地4丁目14番1号
TEL:03-3541-7398
休業日:日・祝・休市日
営業時間:開館時間5:30~14:30
築地の有名店一押しのもちぶた!どんな料理に変身する?
近江屋牛肉店の寺出代表のすすめもあって購入したもち豚の肩ロース。その肉質はやわらかできめ細かく、とろけるような脂の軽さと甘みがあるといいます。そんなお肉を800gも買い込んで、いったいなにを作るのか……。向かったキッチンで待っていたのは、塩(1kg)と卵、香り豊かなローズマリーでした。
「豚(もちぶた)のハーブ塩釜焼き」の作り方
材料(4人前)
・豚肩ロース(もちぶた)
800g
・塩
1kg
・卵白 Sサイズ卵 1〜2個
分
・ローズマリー
適量
下ごしらえ
・豚肩ロースは、冬は調理時間より2時間前、夏は1時間前に冷蔵庫から出しておきます。
・オーブンは230度に予熱します(電気オーブンの場合はプラス10度設定)。
作り方
① ボウルに塩と卵白を混ぜ合わせます。
② クッキングシートを敷いた天板に、①をおたま1杯分ほどのせて、1cmほどの楕円形に広げます。
③ ②の上に豚肩ロースをのせ、側面に細かくしたローズマリーをまぶします。さらに上にローズマリーの枝を1本のせて、残りの①で全体を覆います。
④ 230℃のオーブンで15分焼き、200℃に下げて25分焼きます。取り出して、天板の上で40分ほど休ませます。お好みの厚みに切り分け、粒マスタードをつけて召し上がれ♪