“香川の旬”を食べて元気に、「中国料理 北京」
中国料理 北京の中井和人シェフ
「うどんだけじゃない、香川県」という言葉を見聞きしたことはありませんか?実際に、香川県にはうどん屋さんがいっぱい!コシがあり、つるつるとしたうどんといりこ出汁が特長の讃岐うどんは必ず食べたいひと品ですが、それ以外にもおいしいものがたくさんあるんです。
それが、香川県の食材を惜しみなく取り入れた中国料理を味わえる「中国料理 北京」。“中華”のイメージを覆されるような、滋味深い料理を食べられます。
左上:オリーブ牛となばなの炒め
左下:オリーブ牛スジの辛み煮込み刀削麺 県産パクチー添え
右上:県産モエビ(脚赤エビ)のチリソース煮込み
右下:元宵(ユェンシャオ)
この日にいただいたのは、オリーブ牛・豚・鶏を使ったフルコース。中国料理というと、油っぽいイメージを持つかもしれませんが、「中国料理 北京」では、素材の旨みや食感をしっかりと感じられるように調理しているから、最後まで飽きることなくおいしくいただけます。
また、素材本来の旨みを届けられるように地産地消を推進しているこちらのお店。全国で一番面積が小さい香川県だからこそ、朝採ったばかりの野菜たちを新鮮なままディナーで食べられるそうですよ。
オリーブ豚のスペアリブ 釜焼き北京風
中でもいちおしはオリーブ豚を使ったスペアリブ。甘辛い味をつけてこんがりと窯焼きされたスペアリブを、かぶりついていただきます。
ほろほろと身離れが良いお肉はもちろん、ほどよく甘みを感じる脂のおいしいこと!オリーブをエサにして育っている豚だからこそ、お肉自体もくどさがなく、パクパクと食べ進められます♪
お花の形に美しくカービングされているのは、香川県産の野菜たち。お皿に華やかさをプラスしてくれています。
愛情が詰まった、香川県産オリーブ
塩漬けした果実を食べたり、オリーブオイルとして活用したりするイメージを持たれがちな「オリーブ」。家畜のえさや醤油、ビネガーにも使われているなんて知りませんでした。
しかもその味は格別!商品が完成するまでに手間暇をかけているため、けして安価ではありません。でも、一度口にして香りや旨みを味わったら、忘れられなくなるおいしさ。丁寧に作られているから、どこか温かみを感じられますよ。
日に日に春めいて、過ごしやすくなってきました。香川県では、太陽をたっぷりと浴びて、オリーブの木が目を覚まします。
4月26日(金)からは瀬戸内国際芸術祭もスタートし、さらに県全体が賑わいます。この機会に香川県へ足を運び、うどんだけじゃなくオリーブも一緒に堪能してみては?
(文・写真:伊集理予)