大きく動いて代謝アップ!
仙腸をほぐして動きやすい体作り
歩行や階段の昇り降りなど日常的な動きでも、体の可動域が大きければ動作も大きくなり、その分代謝が上がります。無理して大きく動くのも良いのですが、あまり現実的ではありませんよね。
理想はいつもと同じように動いているのに自然と大きく動けている、こと!ここでは1日10秒、椅子に座りながら人知れずトレーニングするだけで、一気に体の可動域が広がる超簡単な骨盤ほぐし法をご紹介します!
カギは「仙腸(せんちょう)関節」
仙腸関節が動けば全身が動く!
「仙腸関節」とは仙骨と腸骨のジョイント部分で、3~4ミリ程の隙間が開いています。座った姿勢を長く続けたり猫背で歩いたりすることでこの仙腸関節にズレが生じ、骨盤が緊張し凝ってしまいます。
このことが体の可動域を狭くし、よく動けていない状態を作り出しているのです。仙腸関節がスムーズに動けば全身が連動して動くので、自然と運動能力はアップ!
つまり日常動作のパフォーマンスを上げるには、ストレッチによって仙腸関節のズレを解消することが必要なのです。
女性にうれしいおまけ色々!
便秘に効く!
仙腸関節のズレが骨盤を固めてしまい、そのせいで骨盤の中にある自律神経が上手く働かなくなって便秘が引き起こされます。仙腸関節をほぐすことは自律神経を整えることでもあるのです。
生理痛の軽減
生理時の腰の痛みも実は仙腸関節のズレのせい。生理時には骨盤が開くのですが、仙腸関節がズレているとうまく動けずそのせいで腰の筋肉が引っ張られて痛みが出ます。
骨盤の動きを上手にサポートするために、仙腸関節をほぐしておくことが重要なのです。
Let’s try!仙腸関節ストレッチ
仙腸関節ストレッチは多くのスポーツ選手も取り入れているトレーニングですが、家で簡単に行うことができます。用意するのは椅子だけ。しかも1日10秒でO.Kなんです!
①椅子に腰かける(やや浅めの方がやりやすい)
②両膝を交互に、まっすぐ前に3~4cmほど突き出す。お尻は浮かさないように。10~15秒間続ける。
ズレが大きいほど動かしにくいと感じるはず。また膝が横に開いてしまわないよう、足元に敷かれたレールの上を足が前後に動いているイメージで行いましょう。
やりすぎ危険!
一度に多く動かし過ぎると腰を痛めてしまいます。最初から一気に行わず、様子を見ながら少しずつ回数を増やしていきましょう。
「丹田座り」もオススメ!
普段から仙腸関節に負担のかからない座り方ができれば、一層効果が上がります。「丹田座り」や「戦国武将座り」と言われる座り方がそれです。楽なので長時間座っていても疲れないし、下腹の引き締めにも効果的です。